「要介護1でデイサービスを利用したいけれど、入浴って何回くらい行かせればいいの…？」
そうお悩みではありませんか？お風呂は生活の質を保つ上でとても大切。だからこそ、回数や費用が気になりますよね。
ただ、入浴を目的としたデイサービスの利用には、意外と知られていない落とし穴がたくさんあります。週に何回通うのがベストなのか、費用はどれくらいかかるのか、介護保険の限度額をオーバーしないための工夫は？
この記事を読めば、あなたの疑問はすべて解決します。私たちは、長年にわたり多くの介護現場を見てきました。その経験から、単なる情報だけではない、本当に役立つ「実践的なノウハウ」をすべてお伝えします。
要介護1のデイサービス、入浴は週に何回が正解？
介護のイメージ
「要介護1」と聞くと、あまり介護が必要ないように感じるかもしれません。しかし、実際には「立ち上がるときにふらつく」「疲れやすくなった」など、部分的な介助が必要な場面が増えてきます。特に入浴は転倒リスクが高く、ご家族だけではサポートが難しいケースが少なくありません。
入浴介助は週に1〜2回が平均的
厚生労働省の統計（平成27年度）によると、要介護1の方がデイサービスを利用する回数は平均で月9.7回、週に換算すると2〜2.5回程度です。このうち、入浴を主目的に利用している方は、週1〜2回が一般的と言えます。
もちろんこれはあくまで平均です。週5日利用している方もいれば、月に数回しか利用しない方もいます。大事なのは、平均に合わせることではなく、ご本人とご家族にとって最適な回数を見つけることです。
入浴介助回数を決める3つの重要ポイント
デイサービスの利用回数を決める際には、ご本人の状態やご家族の状況だけでなく、介護保険制度の仕組みを深く理解することが不可欠です。
ポイント1入浴目的の優先度を明確にする
なぜデイサービスで入浴したいのか、目的をはっきりさせましょう。
- ご自宅のお風呂では転倒が不安で安全な入浴を確保したい
- ご家族の介護負担を減らしたい
- 家ではシャワーで済ませることが多く、たまには湯船にゆっくり浸からせてあげたい
入浴目的が明確になることで、週に何回利用する必要があるのか、自ずと答えが見えてきます。
ポイント2介護保険の「支給限度額」を理解する
介護保険には、要介護度ごとに「区分支給限度額」という1ヶ月に使える上限金額が設定されています。要介護1の場合、この上限額は16,765単位です（1単位＝10円の場合、16,765円）。
この限度額を超えてサービスを利用すると、超過分は全額自己負担になります。入浴介助はデイサービスの基本料金に加えて、「入浴介助加算」という追加費用がかかる場合があるため、知らず知らずのうちに限度額を超えてしまうことがあります。
デイサービスを週4〜5回利用すると、他のサービスを併用していなくても、限度額に達してしまう可能性が非常に高いので注意が必要です。
ポイント3ご本人とご家族の負担を考慮する
デイサービスの回数は、ご本人の体力や精神状態、そしてご家族の都合を最優先で考えるべきです。
- ご本人利用回数が多すぎると、かえって疲れてしまったり、自由な時間がなくなってストレスを感じたりすることがあります。
- ご家族ご家族の休養も非常に重要です。「介護離職」という言葉があるように、無理な介護は共倒れのリスクを高めます。ご家族の「見守り疲れ」や「入浴介助疲れ」を軽減するために、デイサービスを賢く利用しましょう。
入浴介助の費用を抑える裏ワザと節約術
デイサービスの費用は、「介護保険適用分」と「介護保険適用外分」に分かれます。この仕組みを理解し、少し工夫するだけで費用を大きく抑えることが可能です。
費用を抑える3つの節約術
- 入浴介助加算をチェックする多くの施設では、入浴介助に50円程度の加算（自己負担1割の場合）がかかります。しかし、中にはこの加算を設けていない施設もあります。複数の施設を比較検討する際には、この加算の有無を必ず確認しましょう。
- おむつやタオルは持参するデイサービスで提供されるおむつやタオル、歯ブラシなどは介護保険適用外で全額自己負担になります。これらをご自宅で用意し持参することで、毎回の費用を数百円単位で節約できます。
- 介護用品はレンタルを検討する手すりや歩行器、車椅子などの介護用品は、訪問介護サービスと同様に、区分支給限度額の範囲内でレンタルできる場合があります。これらをうまく活用することで、ご自宅での生活をより安全かつ快適にできます。
入浴介助回数に関する疑問解決Q＆A
要介護認定の区分変更はすべき？
もしもご本人の状態が以前よりも悪化し、より多くの介護が必要になったと感じたら、要介護認定の区分変更を検討してください。区分が上がれば、介護保険の支給限度額も増え、より手厚いサービスを自己負担額を抑えながら利用できます。まずは担当のケアマネジャーに相談してみましょう。
デイサービス以外で入浴介助を受けられるサービスは？
デイサービス以外にも、入浴介助を受けられるサービスがあります。
- 訪問入浴介護自宅の浴槽での入浴が困難な方向けに、専門のスタッフが訪問し、浴槽を持ち込んで入浴介助を行います。
- 訪問介護自宅にヘルパーが訪問し、入浴介助や着替えのサポートなどを行います。
これらのサービスをデイサービスと組み合わせることで、より柔軟なケアプランを立てることが可能です。担当のケアマネジャーに相談して、最適な組み合わせを検討してもらいましょう。
今すぐ介護の悩みを解決したい！どうしたらいい？
「親族の介護、もう待てない状況になっていませんか？」
介護は突然やってきます。「まだ大丈夫」と思っていても、転倒や急な体調変化で一気に現実となることも。
そんな時、慌てて施設を決めて後悔しないために。
もちろん、今介護で悩んでいる人であってもどの施設であればすぐに入れるのかを事前に情報収集する必要があります。
そんなとき「みんなの介護」なら、業界最大手の安心感と51,000件という圧倒的な選択肢で、あなたがどんな状況でもベストな施設が見つかります。
⭐ 掲載施設数No.1の実績
⭐ 経験豊富な相談員が24時間サポート
⭐ 見学予約から入居まで完全無料でフォロー
「あの時、もっと調べておけば良かった」
そんな後悔をしないために、今すぐ行動を。
複数施設の資料を取り寄せて、ご家族で安心できる選択をしませんか？
▼無料資料請求はこちら▼
資料請求はこちら
まとめ｜最高のデイサービス利用法はあなただけのオーダーメイド
要介護1の入浴介助の回数に決まった正解はありません。大切なのは、ご本人の生活リズムや体力、ご家族の負担、そして介護保険の仕組みをトータルで考えて、無理のない「あなただけのオーダーメイドプラン」を見つけることです。
まずは、担当のケアマネジャーに正直な気持ちを伝えてみましょう。あなたの悩みや希望を共有することで、ケアマネジャーはあなたとご家族にとって本当に価値のあるケアプランを一緒に考えてくれます。
デイサービスは、単なる入浴の場ではありません。人との交流や適度な運動を通じて、ご本人の生活に生きがいやハリをもたらす大切な場所です。この記事が、あなたとご家族のより良い未来を築くための第一歩になれば幸いです。
コメント