近年の車による死亡事故の要因をみると,高齢運転者の身体機能の低下などにより操作を誤りって事故になるケースが高くなっています。
自分の家族が事故を起こしたり、事故に巻き込まれたりすることは誰も望んでいないですよね。
ここでは、高齢者の車運転時の事故について上手に車の運転のやめさせる方法から、在宅介護時に交通事故に巻き込まれない為の方法について話していきます。
高齢者の運転なぜ危ないのか。
内閣府が公表している「平成30年版交通安全白書」では交通事故が原因によって亡くなった方は、年々減少傾向にあります。しかし、それでも年間で60万ほど死傷事故があり、その中でも高齢者が車での事故は割合が増えています。つまり、高齢者が車に乗ると若年層に比べ事故を起こしやすく、巻き込まれやすいから危ないのです。
高齢者の運転による事故が、多発している現代社会において高齢者の事故に共通して言えることがあります。それは、「認識の甘さ」です。高齢者事故で原因となる代表例をご紹介しますと以下の2つになります。
事故で原因となる代表例
- 相手が一時停車してくれるだろうと思って曲がったり、発進する。
- 加齢による判断ミスや運転操作ミス。
この二つの原因で事故になってしまうケースがとても多く、どちらも加齢による認知機能の低下が原因です。止まれると思ったポイントで停車できない、一つの事にとらわれ、ほかの情報を見逃すなど「意識と行動のミスマッチ」や慣れが事故につながります。俗にいう「だろう運転」です。
「相手が止まってくれるだろう、あの車は動かないだろう、曲がり角から飛び出してこないだろう、自分の方が先に行けるだろう等。」皆さん車の免許を取得した時に「だろう運転」の危険性について勉強されたと思います。しかし、経験豊富なドライバーほど、この「だろう運転」が多く、経験から判断して事故に巻き込まれるケースが多いのです。
特に、高齢者はいままでの経験による「だろう運転」になってしまいます。だから、高齢者の運転は危険なのです。
また、車を運転するにあたって、交通ルールを守ることやゆずり合いももちろん必要ですが、それ以上に咄嗟の判断や危ない場面での事故をしない・巻き込まれない対応が必要になってきます。
この咄嗟の判断が、認知機能が低下している高齢者は難しい為、事故を起こしやすく、事故に巻き込まれやすい原因になります。
認知機能の低下って認知症なの?運転にどう関係するの?
「認知機能の低下って認知症なの?」「認知症は老化によるもの忘れでしょ?」って思っている方いませんか?それは違いますよ。
認知機能は知的な能力(記憶、思考、理解、計算、学習、言語、判断など)を指します。これらの認知機能は年齢と共に低下していき、日常生活に支障をきたします。
認知症は、病気によって脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態をいいます。そして認知症が進行すると、だんだんと理解する力や判断する力がなくなって、社会生活や日常生活に支障が出てくるようになることを認知症と呼びます。
先ほど、加齢による認知機能の低下についてお話ししましたが、「認知機能が低下する」ということを言い換えると、「認知機能が低下する=判断能力や理解能力が低下する」ということです。
この認知機能、運転をしなくなると下がるという専門家もいます。認知機能を衰えさせない為には、脳を使うことが大切で、その中でも車の運転は、(信号や標識・人を)見る、(車の音や踏切の音)聞く、判断する、操作するなど、脳のさまざまな機能を使うため、運転していた人が運転をしなくなって、急にボケ始めたという現象が発生してしまうのです。
今まで脳を使っていたのに急に使わなくなったら確かに認知機能が低下するのもうなずけます。
そんなことにならない為に、介護予防の取り組みでヨガがとても効果的だということがわかりましたので詳しくはこちらをご覧ください。↓↓ヨガって認知症に効くってホントなの?介護予防で認知機能の低下を防ごう!
地方の高齢者ドライバーはどうしたらいい?
さっき「高齢者 車 事故」で検索して口コミを見ていたら、「高齢者は車乗るな!人殺す前に都心に住め!」という内容を見ました。これはちょっとね…。
個人的には、人を殺す原因に高齢者の運転がなるのであれば、それはもちろん運転を辞めた方がいいと思います。しかし、車がないと生活できない地方の方や過疎化が進んでいる地域に住んでいる方はどうしたいいのか。都心に住みたいけどお金がない方だって、たくさんいます。そんな方がたくさんいる中で安易に「乗るな!」と言っていいのでしょうか。
「高齢者」でも「どこに住んでいよう」とも安心した暮らしができるのが大切です。その為に、車で移動するという手段がなければいけないのであれば、事故が無いようにどうした良いのかを考えて実践していく事が必要ではないのでしょうか。
誤解がないように言いたいのが、私は高齢者の運転については極力避けた方がいいと思っています。これは、加齢によって身体機能が低下している為、事故に巻き込まれやすくなるからです。
しかし、日常生活を営む中で車がどうしても必要な地域は日本に多くあります。運転しなければ生活できないのであれば、細心の注意を払って運転するべきだと思っています。
じゃあ具体的に高齢者ドライバーの方はまず、何をしなければいけないのか。そこが重要ですよね。
高齢者ドライバーが必ずしなければいけないこと
高齢者ドライバーが車を運転するにあたり、必ずしなければいけないことがあります。
必ずしなければいけないこと
- 安全運転講習や安全運転体験教室を受ける。
- 高齢運転者標識を車につける。
- 運転見守りサービスを利用する。
- 身体機能を補うカー用品を付ける。
安全運転講習や安全運転体験教室を受ける。
高齢者ドライバーによる重大事故の増加に最も力を入れているのが警視庁や自治体です。対策の一つとして、免許更新をする70歳以上の高齢者に対して「高齢者講習(75歳以上は認知機能検査も同時に受ける)」が義務付けられるようになりました。
この講習は法律上の義務であるため、受講だけでなく、合格をしなければ免許を更新することはできません。高齢者講習は座学と運転適性検査、実車をそれぞれ60分ずつ合計2時間行います。
現在の法律では、70歳未満の方は高齢者講習を受講する義務ありません。しかし、高齢者ドライバーが事故に巻き込まれない為にも、安全運転講習や安全運転体験講習は受けておいて損はありません。むしろ、自分が70歳以上になっても運転をしたいのであれば、定期的な訓練しないと70歳を迎えた時には知識がなく免許の更新ができなくなってしまうデメリットが出てきます。
そこで、各地の運転免許試験場や自動車学校で65歳以上のドライバーを対象とした「安全運転体験教室」を無料で受けることができますので定期的に通うことをおススメします。
「安全運転体験教室」の内容は、自動車シミュレーターによる運転適性診断や、実際に教習車を使った安全運転診断・指導などを受けることができるものになっています。
運転技術を再確認する機会になりますし、なにより忘れていた交通ルールや最新の道路交通法を確認できますので、高齢者になっても車を運転する人は言っておくことで違反や減点を受けずに済むメリットもあります。
また、各自治体は運転免許試験場や自動車学校が遠い方向けに、「高齢者安全運転推進員」を派遣して講習会を開いています。
老人施設や地域の公民館など、複数人が集まれる場所を準備し日程を決め、申請・受理されれば休日・夜間の派遣も可能。派遣費用はもちろん無料です。自治体によって募集要項や手続き方法が異なりますので、興味のある方は各自治体に問い合わせてください。
高齢運転者標識を車につける。
高齢ドライバーが車に装着することで、事故に巻き込まれにくくなる物があります。それは、「高齢運転者標識」です。運転していたら一度は見たことがあるんじゃないでしょうか。
四葉のクローバーがモチーフになっているマークです。以前は「もみじマーク」なんて呼ばれていた水滴みたいなマークでしたが、このマークが枯葉のように見え不評だったため幸せの四葉のクローバーになりました。ちなみにこのマーク「シニアのS」ということでS字のようになっています。
「高齢運転者標識」は70歳以上のドライバーが、運転する車の目立つ場所に表示するもので、周囲の運転者はこのマークの付いた車を保護する義務があり、もしも幅寄せや割り込みなどをした場合、初心運転者等保護義務違反で罰金に、問われる可能性があります。
そのため、付けるだけで高齢ドライバーは保護され、自身だけでなく周囲の安全にもつながるという標識です。しかし、この標識は70歳以上のドライバーは絶対につけなければいけないというわけではありません。(努力義務)
しかし、事故に巻き込まれないようにする為には車両に貼って対策をするようにしてください。金額も2枚で1,000円程なので、これで事故に巻き込まれる確率が下がるのなら安いものです。
価格:985円 |
手軽に手に入るし、すぐにでもできる対策ですので、高齢者で車に乗らなければ生活できない方や親族に高齢者ドライバーがいる場合は、是非とも利用したいですね。
運転見守りサービスを利用する。
高齢者ドライバーの家族が思うこととして、勝手に一人で運転して出かけてしまうので困っているご家庭もあるかと思います。そんなときは、運転見守りサービスを使ってみてはいかがですか。
最近ではオートバックスが「WEAR+i(ウェア アイ)」というIoTサービスを独自展開しています。独自のIoTプラットフォームを構築し、車載機器や杖(つえ)、対話機能を搭載したミミズク型ロボットによる見守りサービスを提供しています。
高齢者ドライバーの事故が起きるのは一人で運転しているときがとても多いです。そんな時、どこにいて・どういう状況なのかわからないと心配ですよね。専用機器を車やスマートフォンに装着するだけで現在地や走行ルートを確認できるので、いつどこにいるのか、どんな運転をしているのかが簡単にわかるので仕事をしていたり、急用で家を空けなければいけなくなっても情報を通知してくれるので安心ですね。
身体機能を補うためにカー用品を使う
自動車運転は、目視や前後対向車両との空間把握能力が必要不可欠です。しかし、年齢による視力低下・反射神経の低下によってこの能力が著しく下がってしまうのが事故の原因になります。
そうなると、走行時に後方・左右の死角が自然と増えてしまい、自分では大丈夫と思っていても、気づいたら車両が横にいて接触事故を起こしてしまうこともあります。
では、どうしたらいいのか。それを補えるカー用品を買うことです。
例えば、死角を減らしたいのであれば見やすい位置にミラーを設置してみたり、助手席側の距離感がわからないという方には、コーナーポールアンテナを設置するのも一つの手だと思います。
送料無料車用ミラー 補助ミラー サイドミラー サブミラー 自動車 車用品 カー用品 広視野 事故防止 安全対策 死角解消 駐車 ブラック 価格:870円 |
価格:996円 |
最新の車であれば、センサーなどが初期装備でついているので必要ないかと思いますが、愛車を長年乗っている方は装備が充実していないケースが多いです。特に高齢者ドライバーは年季の入った車を長年愛用している方も大勢いますので、そんな方がご家族でいらっしゃるようであれば、誕生日や敬老の日などにプレゼントしてあげるのも喜ばれるのではないでしょうか。
上手に車の運転をやめさせる方法(免許返納方法)
車がなくても日常生活に問題のない方は、事故に巻き込まれないためには、免許の返納を考えるのが、一番です。
しかし、高齢者の方の多くが「今まで無事故無違反だったんだから大丈夫!」、「身体が元気だから大丈夫!」といって聞く耳をもってもらえないと思います。
では、車を運転する高齢者に対して角が立たずに、説得するのはどうしたらいいのか。
その為には、説得する材料を集めましょう。人を説得するためには、材料集めが不可欠です。
説得する材料としては以下の3つです。
説得材料
- 免許返納によるメリットを話す。
- 体の衰えを認識させる。
- 第三者に入ってもらう。
簡単に説得材料と言われても、材料について知っておかないと説得などできません。では、次の項目から具体的に説明いたします。
免許返納によるメリットを話す。
運転免許証を返納すると「運転経歴証明書」がもらえます。これは身分証明書としても使用できます。実はこの「運転経歴証明書」金額的なメリットがたくさんあります。
例えば、メガネ・補聴器をご購入時10%割引してくれたり、スーツのお買い上げ総額より10%Offしてくれたり、銀行の金利優遇、市営・県営のバス割引/優待券特典もちろんタクシーの割引など、メリットが色々あります。
都道府県によって内容が異なりますので、詳しく知りたい方はこちら↓↓からご確認ください。
「運転免許証の自主返納をお考えの方へ 〜各種特典のご案内〜」
返上すれば「メリット」があるという事実を知らない人は結構多いと思います。
このメリットに、返納させたい方に「車が運転できなくても今以上に快適に生活しやすくなる」こと伝えて免許返納を促すのも一つの手段です。
この時に大切なのが、デメリットである「車を運転しないと買い物に行けない」「車を使って一人で病院に行けない」などをしっかりと解消してあげることが大切です。
体の衰えを認識させる。
高齢者ドライバーに、体の衰えを認識させるのはかなり難しいです。しかし、昔は出来ていたことが出来なくなっていることを伝えるのも効果的です。
伝え方の例ですが、「運転がうまかったお父さんが、なんてことない自宅の前で車を擦ってしまった。今までの運転経歴からしたら、ありえない事だから。しょうがないけど年齢があるんじゃないかな。」という風に優しく伝えていく。
また、交通安全講習会や実技研修などを活用して、運転技術と運転知識をチェックすることで、やんわりと体の衰えを気づかせてください。注意していただきたいのが一方的に強く相手を否定するのはやめましょう。
やさしく、昔は出来ていたけど出来なくなったことを伝え、その上で車の運転について、相手を心配していることを素直に伝えましょう。これは、時間が掛かりますので、話し合いの場を設けてじっくり話をしましょう。
第三者に入ってもらう。
もし、上記の2つを実践してみて自分や家族でどうしてもダメな場合は、第三者に間に入ってもらって話を進めた方が良いかと思います。そんなときは、お近くの地域包括支援センターに相談してみるのも一つの手です。
地域包括支援センターは高齢者やその家族の地域生活で抱える悩み相談について親身になって対応してくれます。ちなみに横浜市では横浜市地域ケアプラザに地域包括支援センターがあります。(記事リンク)
第三者に相談することで違った目線からのアドバイスもありますし、第三者が入ることで落ち着いて話ができることもあります。
地域包括支援センターの職員は介護・福祉のプロですので、専門家から見た高齢者の不安に対して的確に打開案を提案することができます。
話し合ってわかってくれるなら一番いいのですが、車の運転ぐらいまだまだできると思っている方を説得するのは大変です。自分や家族だけで何とかしようとしても状況は改善されません。そんな時は、無理に強硬手段に出る前に第三者に頼ってみましょう。
免許返納(自主返納)の手続き方法
免許返納(自主返納)は「警察署」「運転免許センター」「運転免許試験場」ですることができます。その際に「本人」と「代理人」で用意する書類が違いますので注意してください。
本人による免許返納手続きについて
運転免許の取消申請は、本人が手続きする場合であれば、2つ提出資料を用意すれば簡単に手続きできます。
必要書類
- 運転免許証
- 運転免許取消申請書
運転免許取消申請書は警察署や免許センターに置いてありますので実質、運転免許証だけ持っていけば手続き可能です。
運転経歴証明書の申請手続きは運転免許証の取消申請と同日に行うことが可能ですので運転経歴証明書の発行申請書にも記載をして提出してください。
もちろん、車以外の運転免許をお持ちの方で、車以外の農業用小型特殊車両の免許は取り消したくないということも可能です。その際は、一部取消申請書という申請書を提出するなど、手続きが変わるため注意して下さいね。
代理人による免許返納手続きについて
代理人が申請する場合は、運転免許取消申請書と返納する人の運転免許証に加えて、さらに別途用意しなければいけない書類があります。必要となる書類は、「委任状」「確認書」「代理人の身分証明書」の3つです。また、代理人となる人についての条件もあります。3親等内の親族や、都道府県によっては在所している介護施設・老人ホームの管理者であれば、本人に代わって申請をすることが可能です。
代理人の方が申請をする際は、下記の書類が必要になります。
必要書類
- 返納する方の運転免許証
- 運転免許取消申請書
- 委任状
- 確認書
- 代理人の身分証明書(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード等)
- 運転経歴証明書を同時に申請する方は、申請する方の写真と手数料
申請書及び委任状、確認書は運転免許センター及び警察署にあります。
運転経歴証明書の申請手続きは運転免許証の取消申請と同日に行うことが可能ですので運転経歴証明書の発行申請書にも記載をして提出してください。
在宅介護で交通事故に巻き込まれない方法
ここでいう在宅介護というのは、寝たきりの方ではなく、動ける認知症のかたや軽度の支援が必要な方の在宅介護で交通事故に巻き込まれない方法になります。
日常的に運転する人ほど、危険を察知しにくいです。運転していると自分では、高齢者が歩いていたら減速する・一時停止するだから高齢者の私が歩いていたら「周りが気を付けるだろう」とどうしても思ってしまいます。
また、高齢者は加齢で身体機能が低下しています。車が来ていることに気づかず、横断歩道を渡ってしまったり、ちょっとぐらい大丈夫だろうと信号や横断歩道がない場所で無理に道路を横断したりするケースがとても多いです。
高齢者の方の交通事故の約7割は、自宅近くで発生しています。そこで、動ける高齢者を介護する時にどうしたら事故を未然に防げるのか具体的な方法をご紹介します。
明るい色の服装を着よう
明るい色の服を身に着けることによって昼間でも夜でも運転手の目にとまります。
その中でもオススメな色が「白・黄色・オレンジ・水色・ピンク」です。
この5つの色は、昼間以上に夜間に効果を発揮します。高齢者の歩行中の死亡事故は半数以上が夜間に発生しています。普段から明るい色の服を着ることによって、ドライバーに気づいてもらうことが交通事故を未然に防ぐ方法です。
反射材用品を身に着ける
「明るい服」と「反射材用品」を身に着けることにより、車の運転手は40m~50m先から人がいることに気づくことができます。だいたい一般道では、車の速度が40㎞ほどですから高齢者に気づいて車を止めるまでには十分な時間になります。
使える反射材用品はこちら↓↓
8271 伸縮安全タスキ /タスキ 警備 安全作業 夜間 ジョギング サイクリング オートバイ 自転車 ボランティア活動 防犯パトロール 反射 蛍光イエロー 蛍光オレンジ 価格:418円 |
価格:1,800円 |
今ある車はどうすればいいの?
免許返納をして今の車両の処分にもし困っているなら、車を譲るか、売るかして処分しましょう。
売る場合は少しでも高く売りたいと思うのが人間です。そんな時は、複数社から見積金額をもらいたくなりますよね。
そこで便利なのが、一括査定サイトで大変な思いをした方に!1回の査定で最大5,000社があなたの車に金額提示!でおなじみのユーカーパックを使うと便利ですよ。
WEBから簡単1分で金額を出してもらえます。また、1回の査定で5,000社から金額の提示が来るので自分の希望金額に近いところに売ることができるので時間短縮にもなって嬉しいですよね。
高齢者はもう車を運転することはできないのか。
結論から言うと、自動運転化が進めば、高齢者でも運転できるようになります。
実際に国と民間自動車メーカーが安全運転を支援するシステムを搭載した車を現在作成しています。(サポカー)
これは、加齢による認知機能が低下している運転手の能力を補ってくれるシステムを搭載する予定とのことです。これからの人生100年時代いくつになっても運転できて旅行にも行ける買い物も自由に行ける世の中になれば都心以外で生活している方や車が生活の一部になっている方も安心して暮らすことができると思います。
しかし、その為には高齢者の事故問題は切っても切り離せません。誰もが安心して生活できるためには、どんな方が運転しても交通ルールを守れることが大前提です。高齢者に限らず、交通事故で家族を亡くした方はたくさんいます。そんな方が納得できる仕様と精度を持った自動運転システムを自動車メーカーには作っていただきたいです。
高齢者が車運転をやめさせたい!親を説得する為のポイント。(まとめ)
高齢者ドライバーの事故は、「認識の甘さ」が原因になっています。それは、加齢による認知機能低下による判断ミスや運転操作ミス。(前方への注意不足、安全不確認、ブレーキやアクセル操作の誤り)また、「だろう運転」による事故が原因になっています。
年を取るのは、当たり前のことで誰もが認知機能は徐々に低下していきます。
高齢者ドライバーは、自分はいつまでも若いし運転も出来るという気持ちを持っています。また、今までの経験からくる自信やプライドもあります。
それを、いかに傷つけず気づかせてあげるもしくは、免許返納をすることで自動車を運転することよりもメリットが出ることを教えてあげる。
もし、家族の話し合いだけで解決しない場合は、第三者(地域包括支援センター)に相談して介護の視点も含めて話をする。
しかし、それでも、日常生活上で車が必要不可欠なのであれば、コンパクトな軽自動車で最近は車が衝突しそうになったら警報音と緊急ブレーキが作動する車に乗り換えるのも一つの手段です。
ですが、自分の家族が事故に巻き込まれないようにする為に、車に乗るのであれば、交通安全講習会や実技研修などを活用して、運転技術と運転知識を定期的にチェックするようにしましょう。
ご家族など身近に高齢運転者がいる場合は、講習や免許の返納の仕組みについて理解が必要です。免許を返納する際は、「警察署」「運転免許センター」「運転免許試験場」に印鑑と今の免許証があれば、いつでも簡単に可能です。「運転経歴証明書」で得られる特典などもしっかり把握した方が説得しやすいと思います。
最後になりますが、自動車運転は「認めること」「自分の状況、状態を理解すること」「まわりに思いやりを持つこと」の3つが大切です。
皆さん運転する際には、高齢運転者標識をつけた車に配慮した運転を心がけましょうね。
関連記事
☛要介護認定ってなに?要介護1~5の人の基準について
コメント