特別養護老人ホームとは？介護職員が１分で簡単に説明します。

「特別養護老人ホーム」は、介護老人福祉施設とも呼ばれ、社会福祉法人や地方自治体が運営する公的な施設です。まずは、この「特養」と呼ばれる施設をお探しになる方も少なくありませんが、誰でもすぐに入居できるわけではありません。
そこで、介護職員が特別養護老人ホームとはどういうものなのか？特徴は？。また機能や他の老人ホームとの比較を交えてわかりやすく説明します。また、2019年5月にオープン予定になる特別養護老人ホームの情報はこちらをクリック☛横浜市内新規特別養護老人ホーム 平成31年（2019年）オープン！情報について

特別養護老人ホームとは？

特別養護老人ホームとは、在宅での生活が困難になった要介護の高齢者が入居できる公的な「介護保険施設」の1つです。「特養」と呼称されています。

株式会社などの民間運営の有料老人ホーム等に比べ最初の入居金（頭金のようなもの）や月々費用などが低料金であり、とても人気があり、入居待機者が多いです。2015年（平成27年）に改正された介護保険法では「原則、要介護3以上」と入居要件が厳しくなり、待機状況は地域差はありますが、さらに多くなっています。ちなみに横浜市内の特別養護老人ホームの1施設あたりの平均待機者は300人以上と言われています。厚生労働省のページはこちらから

特別養護老人ホームの特徴って？

在宅で介護が難しくなってしまった高齢者の介護施設で、まず、費用が安い！有料老人ホームもピンきりですが、入所金だけで数千万円かかってくる施設もあるぐらい高額になります。その点、特別養護老人ホームは入所金が0円+入所する方の収入や介護度に応じて料金がその人に合った体系なので費用的に大きく異なってきます。また、入所期間に制限はなく、高度な医療が必要にならない限り、最期まで住み続けられる（終の棲家）。しかし、全体として待機者が多く、入所しづらい施設も多い。

費用

月額費用の目安は、多床室（4人部屋・複数人部屋）は5～16万円程度。ユニット型個室は10～22万円程度。内訳は、施設サービス費（1割または2割負担）、居住費、食費、日常生活費（理美容代など）。
※低収入の人には軽減措置あり。

入所基準

原則、要介護度3以上。要介護度が高いことや介護する人がいないことなど介護を受けなければいけない点が重視される。

サービス内容

介護サービス（食事、入浴、排泄などの介助、機能訓練、通院の付き添い、安否確認、緊急時対応など）、食事サービス、生活支援サービス（居室の掃除・洗濯・買い物など）、アクティビティ（イベントの実施、趣味や体操など）、健康管理サービス（健康相談、服薬管理、近隣医療機関との提携など）。

設備内容

居室の広さの規定は10.65㎡以上。共用設備として、食堂兼リビング、浴室、トイレ、医務室、機能訓練室、洗濯室、汚物処理室など。

入所方法

各施設や行政の窓口（入所申込みセンター）で受け付ける複数施設への申し込み可。横浜市だと入所申込みセンターが上大岡駅のウィリング横浜にあります。（公益社団法人 横浜市福祉事業経営者会　TEL:045-840-5817）

まとめ

特別養護老人ホームは日々の生活を快適に過ごせるようにサービスが配慮されており、居室は相部屋と個室の施設があります。相部屋といいましても築年数が多い施設は従来型と言って相部屋が多いですが、プライバシー保護の観点から個室タイプの部屋を作るように整備が進められてきていますので、プライバシーも守られています。設備が充実している特別養護老人ホームが多く、レストランやシアタールームなどホテルのような快適性を持つホームもあります。最近では医療ケアが充実している特別養護老人ホームなど様々なニーズに対応しているところも増えています。平成31年（2019年）5月には横浜市港南区で新規の特別養護老人ホームがオープンします。平成30年10月から優先申込みがスタートしています場所や利用料金についても記載しておりますので、もしよかったこちらをご覧ください。

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