この先いつまで続くかわからない介護、その中で介護にかかる費用っていくらなのか、気になりますよね。実際に在宅で介護した方が、費用的に安くなるケースが確かに多く、介護費用は高いから少しでも自分たちで介護をしてお金を節約しようと、頑張りすぎているご家族の方はたくさんいらっしゃいます。仕事をしながら、介護をしなければいけない働きすぎな方は、身体的にも精神的にも不安定になります。いくら、節約できるからと言って家族で頑張ろうとしてもいずれは、限界がきて倒れてしまいます。介護疲れで倒れる前に、在宅介護の負担が軽減されるデイサービスとホームヘルパーについて、最低どのくらい金額がかかるのか、お金をかけてもメリットのあるものをご紹介したいと思います。
通所介護、通所リハビリ(デイサービス・デイケア)利用によるメリットと費用
在宅介護を頑張っている方におススメしたいのが、通所型(通い)の介護サービスです。通所型の介護サービスは、自分が介護できない日中の時間を利用して介護をしてくれるサービスです。
利用メリット
通所介護、通所リハビリ(デイサービス・デイケア)は、介護が必要な要支援・要介護の人たちが、日中は通所施設で過ごします。通所型(通い)の介護サービス一番のメリットは、介護疲れで悩んでいる方の疲労回復や息抜きなど介護の負担を軽減させる目的のために利用することもできるのです。介護者の負担軽減できるのは、在宅介護で頑張っている方にとっては大きなメリットです。また、要支援・要介護者ご本人は通所施設にいるときは、同年代の方と会話を楽しんだり、体操、レクリエーション、お食事、入浴などの介護サービスを受けることで、心と体ともに刺激になり体力の向上や認知症予防などの効果が見込め、本人の能力が向上することにより、在宅介護の手助けとなります。
よく、在宅介護で頑張っている方で共通する悩みが、「入浴を手伝う時に腰や腕を痛めてしまった。」「足を滑らせて怪我をした、させてしまった。」という方がたくさんいらっしゃいます。しかも、冬ですと寒い脱衣所と浴室から熱い湯といった急激な温度の変化によって失神や不整脈、心筋梗塞を引き起こし(ヒートショック)不幸な事故が起きてしまいます。
しかし、介護のプロが安全に対応しながら入浴することができますので、お家でのお風呂を手伝うのがちょっと不安・一人でのお風呂は不安と感じている方にもご利用することをおススメします。→通所型(通い)介護サービスの1日のタイムスケジュールはこちら。
ご家族としても、介護の専門に見てもらっているので安心して仕事や息抜きをすることができます。しかし、気になるのは料金ですよね。
実際の費用はいくら?
実際ここまで節約して頑張ってきた方であれば、「便利なのはわかっているけどお金がね。。。」と思っている方が多いと思います。通所型(通い)の介護サービスの利用は、要介護度により利用料金に違いがあります。また、負担割合1割から3割負担の人もいるのですが、一番安くて1か月1,500円程度から利用が可能です。
デイサービスでお食事が出てくるところは介護保険外サービスとして別途費用がかかります。お食事代も各デイサービス施設で違いますので事前にケアマネジャーや電話で確認しておくと安心ですね。
介護度や負担割合によって個人で料金が違いますので、ちょっとデイサービスを利用してみようかなと思われた方は、ケアマネージャーや近くの地域包括支援センターに相談してみましょう。そうすると、1か月の実際の費用など詳細を教えてくれます。
訪問介護(ホームヘルパー)利用によるメリットと費用
通所型(通い)の介護サービスと違い、送り出す必要もないので、特に準備するような手間はありません。
しかし、他人が自分の家に出入りするという点で抵抗はあるか思います。ですが、それを踏まえても有り余るメリットがあります。なので、事前に家族と被介護者との間でしっかりと意思確認を行い、被介護者になるべくストレスがかからない形で利用できるよう、精神的な環境整備をしておきましょう。
利用メリット
1回のサービスで、20分から90分ぐらいまで利用ができ、掃除や洗濯・家事、生活援助や寝たきりの方については身体介助などを行ってもらえるのでご利用者の本人だけに、寄り添った介護をしていただけます。
定期的に入ってもらえることで、見守りにもなり、状況の変化にいち早く気が付いてもらえることでご家族の負担軽減になります。
実際の費用はいくら?
介護費用の負担額は1割~3割負担と分かれていますが、一番安くて1回数100円で利用することができます。
ホームヘルパーのサービスには24時間巡回型の夜間対応も対応してくれるサービスもありますので、夜中家を空けなければいけないことや、旅行などの息抜きがしたいなどお考えの方は、ご利用されてみてはいかがでしょうか。
本人の為に、遠くからわざわざ時間をつくって介護をがんばって行うのであれば、訪問介護(ホームヘルパー)を利用し、心や体を休めて、お互いの時間を有意義に過ごした方がいいのではないでしょうか。
まとめ
①.節約できるからと言って家族で頑張ろうとしてもいずれは、限界がきて倒れてしまいます。
②.介護疲れで倒れる前に、在宅介護の負担が軽減されるデイサービスとホームヘルパーの利用を検討しましょう。
③.デイサービスとホームヘルパーともに費用はかかるが1回あたりの費用負担は数100円程度。
介護保険サービスを利用するのはもったいない、と思う方もいるかもしれません。しかし、実際にすべてを介護保険サービスで補うわけではなく、ポイントポイントで利用することで介護疲れを軽減し、少しでもより良い生活を営めるようになるのです。
少ない介護サービスの時間でも上手に利用することで、今までの何十倍も有意義な毎日を過ごすことができますよ。
(介護疲れで悩む前に!在宅ケアマンより)
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