あなたの周りで大きな声で話しかけないと気づかない・会話ができない人はいませんか?もしかしたら、耳の機能が低下しているかもしれませんよ。在宅で介護している時に、相手との意思疎通(コミュニケーション)ができなくなるのは介護をしている自分の負担に直結してしまいます。では、補聴器が必要な人ってどんな人?どうやったら見分けることができるの?そんな疑問にお答えします。
補聴器が必要な人の見分け方
まずは、耳鼻科にいきましょう!なんて書きだしたら、こんなサイト見に来てないよ!って怒られそうなので耳鼻科に行く前に下のチェック表で事前に自分や家族が何個該当するか確認しておきましょう。病院の問診やお医者さんに聞かれる時に下の項目について困っていることを伝えましょう。
- □ 後ろから「おーい」「ねえねえ」って呼びかけられると、気づかないことがある。
- □ 聞き間違えが多い。
- □ 会話をしている時に「え?」や「はい?」など聞き返す。
- □ 話し声やテレビの音が大きいと言われる。
- □ 耳鳴りがする。
- □ 見えないところからの車の接近に気づかない。
- □ 電子レンジなどのデジタル音や電子音が聞こえない。
1~2個あれば、お近くの耳鼻科で相談することをおすすめします。なぜなら、初期対応によっては状況を緩和できる場合があります。専門の方に相談することによって補聴器が必要なのか。集音器でも対応できるのかを教えてくれます。それでもダメなら、補聴器に頼りましょう。補聴器も種類が多いですので、補聴器選びで悩んだらこちらクリックして参考にしてください。☛高齢者の補聴器の選び方は?価格と機能と人気(楽天・Amazon)を比較!
補聴器って必要なの?
補聴器は、個人の聴覚の度合いによって必要かどうかことなってきます。例えば、大声で会話しないと話が聞き取れない方だと聴覚障害の可能性があります。聴覚障害は身体障害者福祉法上では6級・4級・3級・2級まで聴覚能力の度合いによって区分されます。
ただ、専門的な細かい数値で表記されている為、よくわからない方が多いと思います。簡単に説明すると、6級は1メートル以内で大声で会話しないと話が聞き取れないレベル。4級は30センチ以内で大声で会話しないと話が聞き取れないレベル。3級・2級はほとんど会話が聞き取れないレベルの方になります。聴覚障害は加齢とともに悪化する傾向が強いです。日常生活に支障をきたす前に、上のチェック項目に該当する方は早めに検査することをおすすめします。また、お試しをできる補聴器もありますので、購入する際には、実際の使い心地や使い勝手を試してから購入することをおすすめします。☛耳が遠い?高齢者の難聴を改善する為の4つのポイント
聴覚障害等級表
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(聴覚障害等級 厚生労働省「身体障害認定基準等について」から抜粋)
70㏈(デシベル)のイメージは、高速道路で車の走る音や夏のセミが1mぐらいで鳴いている音。
80㏈(デシベル)のイメージは、パチンコ屋さんの店の中や救急車のサイレン。
90㏈(デシベル)のイメージは、カラオケ屋さんで歌ってる時の音や怒鳴り声。
100㏈(デシベル)のイメージは、電車が通る時のガード下や地下鉄の構内。
ちなみに環境省が定めている騒音の基準にあてはめると住んでいる場所によってもことなりますが、70㏈以上は騒音に該当します。
まとめ
介護が本格的に始まる前から、補聴器を使用することで相手とのコミュニケーションが上手くでき、認知症や老後の孤独を未然に防ぐきっかけにもなります。補聴器が必要なのであれば、早めにその人に合った補聴器を使用することで老後の楽しみの幅や交流の場も広がっていきます。自分の思ったことが相手に伝えることができないのは、お互いにとって辛いですし、負担になっていきます。ですので、早めに耳鼻科に行くもしくは、補聴器を取り扱っているメガネ屋さん・補聴器屋さんで検査することをおすすめします。
補聴器選びで悩んだり、ネットで売っている補聴器ってどんなものがあるのか気になる方はこちらで解説してますのでクリックしてください☛高齢者の補聴器の選び方は?価格と機能と人気(楽天・Amazon)を比較!また、補聴器は医療器具ですので補助も受けることができます。そのあたりも各市区町村によって手続きがことなりますので事前に確認してお得に購入しましょう。
(介護ヒーロー!在宅ケアマンより)
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