介護職の為のスキルアップ術!報告・連絡・相談の6つのポイント

介護職の為のスキルアップ術!報告・連絡・相談の6つのポイント 介護職に役立つ情報
介護職に役立つ情報

少子高齢化が進む、現代の超高齢社会。介護職の人手不足は深刻な問題としてニュースでも取り上げられ、2019年4月1日からは「働き方改革法案」が施行され外国人労働者の受け入れを拡大するための法律が制定されました。

今の日本社会において「介護職」に注目が集まっています。

そんな中、介護の現場で求められている人材になる為にはどうしたらいいのか。スキルアップ(成長)することが必要不可欠です。

今回は、介護現場で一番大切な「報・連・相」つまり、情報共有を円滑に行うにはどうしたらいいのかについて解説していきます。

介護職がこの記事を見る4つのメリット

この記事を見ることによって介護職の方が得られるメリットは大きく4つあります。

介護職がこの記事を見るメリット

  1. 介護業務の基礎ともいえる「報(ホウ)・連(レン)・相(ソウ)」が学べる。
  2. どの情報に敏感になるべきかわかる。
  3. 上司や同僚に信頼してもらえる。
  4. 結果的にモチベーションが上がる⤴

 

今現役で介護職として働いている方もこれから介護職として働いていく新入職員にもメリットがありますので、是非最後まで見てくださいね。

「報(ホウ)・連(レン)・相(ソウ)」ってなに?

「報(ホウ)・連(レン)・相(ソウ)」とは「報告」「連絡」「相談」の頭一文字ずつとった言葉です。まずは、「報告」「連絡」「相談」のそれぞれの基本的な意味について確認して行きましょう。

報告

報告とは、上司からの指示や担当業務について、進捗状況や業務結果を伝えることです。
報告することで、上司は部下に出した指示がどの程度進んでいるか把握できます。さらに、自分がしっかりと業務に取り組んでいるかも伝わり、信頼関係がアップし、その後の業務効率も上昇します。

逆に報告を怠ると、部署内チーム全体の目標や業務達成が遅れるなどのデメリットや、些細な事でも報告をしないことで後々大きな問題になったり、上司や部署内との信頼関係が悪化します。

連絡

連絡とは、ミーティング(会議・打合せ)やお客様や取引先に訪問する時間など今後の予定について関係者と情報共有することです。伝える相手は上司や部下に限らず、関係者全員が対象となります。
連絡することで、これから起こる事態に備えることができ業務がスムーズに進みます。

連絡が行き届かないと、会議予定時間にメンバーが集まらず時間が無駄になったり、顧客訪問時刻に遅れ不信感を与えてしまいます。

相談

相談とは、自分だけでは解決ができない事や仕事をしていて分からない場合に、上司や仕事仲間などに助言(アドバイス)をもらうことです。
相談することで自分一人では解決できないことも解決できたり、止まっていた業務を前に進ませることができます。

逆に相談せずに自分だけで悩むと、業務が遅れるだけでなく会社全体にも悪影響に及ぼし、自分でストレスを抱え込んでしまい、精神的に安定しません。

介護職の情報共有ってなに?

介護職の情報共有ってなに?
人と人との間では、常に「情報」を介してコミュニケーションが行われます。いうなれば「私たちは常に情報に接している」という事です。まして介護の現場では、利用者様に関する情報、スタッフに係る情報など、その情報の内容は直接的に信頼へとつながる重要なものです。
今回の事例では、問合せを受けたアイさんではなく、マナさんが対応されていました。きちんと情報共有ができていたようで、素早く気の利いた応対に小紋さんは感謝の言葉を発してました。

「情報」とは「情けに報いる」と書きます。心を通わせ、心に応える=人とのつながりを意味します。福祉の人の心に寄り添うという精神に近いと思います。

介護を受ける利用者様の情報をきちんと共有できていれば、利用者様は施設に信頼を寄せてくださることでしょう。逆に、施設内においてスムーズな情報共有がなされていなければ、利用者様に十分な対応ができないということです。

介護職がスムーズに情報共有するためのポイント

スムーズな情報共有のポイントを2つご紹介します。この2つはセットで日々行うことが必要です。

情報のアンテナを張っておく

介護の現場で「知りませんでした。」「聞いてませんでした。」では、重大な事故を引き起こしてしまう可能性があります。また、知らない状態で自分を介護しているなんて利用者様が知ったら、不安しかありませんよね。「知らない・聞いてない」で待っているだけではダメです。常に自分から進んで情報収集することが重要です。

周りに分かりやすい形で伝える

「聞かれたら答える・自分だけ知っている」ではダメです。そんなことでは、本来共有すべきだった情報も共有されず、利用者様を危険にさらしてしまったり、ご家族からのクレームの原因になってしまいます。これは情報を多く持っている管理職やベテラン介護職の方に多い傾向にありますが、自分の持っている情報は、連携が取りやすいようにできるだけ周りにわかりやすい形で伝えましょう。

質の高い情報共有とは

介護の現場における質の高い情報共有とはなにか。それは、簡単に言えば「利用者の正確な情報を確実に連絡する」ことです。

でも、利用者の正確な情報を確実に連絡するだけでは、まだ不十分です。ここで気にする点は、「知らせるべき人は誰なのか・何人に伝えればいいのか・どの部署に伝えればいいのか・どのような形(口頭・メモ・日誌や記録・メール)で知らせるべきか。」です。

質の高い情報共有が出来るようになるとそれだけで、上司や同僚から信頼してもらえるようになります。


介護職の報告・連絡・相談の6つのポイント

介護職の報告・連絡・相談の6つのポイント
社会人として働いている時に「報(ホウ)・連(レン)・相(ソウ)」は大切!社会人のマナーだから必ずしてね!なんて言われた方もいらっしゃると思います。

たしかに「報告・連絡・相談」は大切です。しかし、介護の現場で「報告・連絡・相談」をする流れってどんな形ですればいいのだろうか。介護職は、変則的な勤務が多いし、忙しいスケジュールの中では、ついつい伝えるべきことを伝えそびれてしまうこともあるかと思います。そこで、実際私がいた介護の現場で「報(ホウ)・連(レン)・相(ソウ)」をスムーズにできた6つのポイントをお教えします。

タイミング

情報は鮮度が命!素早く、随時、発信しましょう。
例えば、出勤したときに介護を受ける利用者様の状態がわからないまま業務に入るのは、リスクが伴います。なので、遅番・夜勤など勤務交代時間(タイミング)になったらしっかりと引き継ぎを行わないといけません。

早めの相談

立場上、最終判断することはできないにしても「相談」はどの立場の人にもできることであり、求められることです。
利用者様の体調が急変した場合や自分では対処できないと思ったらすぐに上司に相談しましょう。介護の現場では、利用者様の容態などについて相談しておかないと利用者様の生命の危険にさらしてしまいます。

中間報告

相手はこちらの状況が見えない為、不安や不信感を抱きやすいです。そのためスタッフ間はもちろん、利用者様やそのご家族への応対も同様に「今どうなっているのか/もう少し時間が必要なのか」等の、中間報告・状況報告は必要です。

老人ホームに入所しているということは家族は面会時間を除き、ほとんどの時間は見えていません。そこで容態が変化したり、ケガをしてしまったりしたら適宜報告すると思います。しかし、最初の報告から次の報告まで間が空いてしまうとご家族の方は不安になってしまいます。ご家族を安心させるためにも中間報告はこまめにするようにしましょう。

共有

伝えるべき人、関係している人を常に把握しておき、誰に何を伝えるかを考え、必要な人に、必要な情報を漏らさず提供しましょう。
職場には、自分の持っている情報を必ず伝えないといけない人がいます。例えば、利用者様の容態が変化したら、上司やチーム内での情報共有、遅番・夜勤はもちろん、医師に伝える役割の看護師に情報を共有しないといけません。それぞれ役割は違いますが、利用者様の為にサービスをするということには変わりはありません。

マイナス

失敗やクレームなど、マイナスの状況が起こったとき、考えや行動が後ろ向きになると、応対が後手にまわって悪化の一途をたどります。こういったときにこそ積極的に報告をして、素早い対応をすることが早期解決への道です。
もし、利用者様にケガを負わせてしまったなどあった場合は、速やかに処置を行いご家族にも報告しましょう。誰にもミスはあります。しっかり謝罪をして次に起こしてしまわないように対策をしっかり練りましょう。

結果報告する

最も忘れがちなことは、最後の報告です。最後まで責任を持つことが、信用や信頼へと繋がります。終了の報告を必ずしましょう。
忙しい介護現場においては、行った後の報告が意外となぁなぁになってしまうことがあります。そうなってしまうと、上司・同僚・家族から信頼は得られませんのでしっかり行うようにしてください。

適正な評価を受けられない場合はどうしたらいい?

適正な評価を受けられない場合はどうしたらいい?
介護職が働いている中で不満に思うものの代表例としては、「職場の運営方法や教育体制に不満がある」でしょう。
例えば、今回ご説明した「報(ホウ)・連(レン)・相(ソウ)」をしっかりして業務に取り組んでいれば、自然と周りから高評価を得ることができ、査定があがったり、昇進の話もいずれ出てくるでしょう。しかし、職場によっては適正な評価をしてもらえない場合があります。

上司が個人の評価を好き嫌いで判断ことがあります。
(本来ならそういったものを仕事に持ち込むな!って思いますが…。)

そんな職場や、忙しすぎてスキルアップが見込めない職場に居ても自分の為になりませんし、そんな会社に任せていては、自分の将来のキャリア形成はできません。

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せっかく、転職しようと決心したのに待遇や給与が下がってしまうなんてイヤですよね。



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まとめ

どの業界でも同じですが、「報告・連絡・相談」は大切です。

介護職は超高齢化社会の日本を支える職業として大きな期待を寄せられ、その需要が膨らんでいます。
介護業界は給与面でも国から賃金UP⤴(介護士賃金8万円アップ等)に関する制度も今後整備されていきます。もちろん、社会的にも大変意義のある仕事で今後もっと介護職は必要とされます。

しかし、良い給与や待遇の職場ほど職員の質や技術にこだわります。介護の質を向上させるためにも基礎的な「報告・連絡・相談」を押さえておくことでより質の高い介護ができ、自分自身のスキルアップにもつながります。

介護職が押さえておきたい6つのポイント

  1. 報告・連絡する時のタイミング。
  2. 早めの相談。
  3. 上司やご家族への中間報告。
  4. 情報共有。
  5. マイナスな情報でもしっかり報告する。
  6. 結果報告をする。

 

「報・連・相」がうまく行われないと、問題が解決しないまま時間が過ぎて、全体の業務スピードも低下します。つまり、「報・連・相」をしっかりと行うことで全体のパフォーマンスが上がり、チームへの貢献につながります。自分が気づかない小さなミスでも、「報・連・相」の中で上司や先輩が気づいてトラブルになる前に対処できる能性があります。「報・連・相」を怠って、些細なトラブルが後で大きな問題になってしまうケースを防ぐためにも「報・連・相」は重要です。

すばやく確実に「報・連・相」を行うことは、自分がしっかりと業務を行っているアピールにつながります。また、上司は正確に進捗管理ができるため、重要な仕事を安心して任せてくれるチャンスも広がります。結果、自分の評価もあがります。

「報・連・相」を行うことで会社にとってもの自分にとっても好循環(スパイラル)になりますのでしっかりと押さえておきましょう。


  

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