高齢者の熱中症対策で必要なのは2つだった!

高齢者の熱中症対策に効果的な物は実はこの2つだった! 在宅介護に役立つ情報
在宅介護に役立つ情報

暑い時期は熱中症に注意が必要です。熱中症患者のおよそ半数が高齢者(65歳以上)です。日中の炎天下だけではなく、室内でも、夜でもお構いなく発生しています。

熱中症は死に至る病気の1つです。

在宅で介護をする方にとってはこれからの時期、暑さとも戦わないといけないので気苦労も大変かと思います。

この油断できない熱中症は予防法を知り、対策を実践することで、完全に防ぐことができます。

では、実際にどうしたらいいのか解説していきたいと思います。

この記事を見るメリット

この記事は、熱中症を予防したい人にメリットになる情報掲載を心がけて記事を書いています。昨今の日本の猛暑は以上だと、実感している方も多いと思います。そんな中、在宅介護をしている方はいつ自分の高齢者家族が熱中症になってしまうのか、常に心配だと思います。この記事を最後まで見れば「高齢者の熱中症対策についてどうすればいいのか」が簡単にわかるようになり、熱中症の予防方法をマスターできるようになります。

最後まで見るメリット

  1. 高齢者が熱中症になる原因や危険性がわかる。
  2. 熱中症の人の見分け方がわかる。
  3. 高齢者の熱中症対策がわかるようになる。

 

熱中症とは

熱中症とは

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。

公益社団法人 全日本病院協会より抜粋

もっと詳しく解説すると、熱中症は梅雨の時期の6月~残暑の厳しい9月までに、最も多く起こりやすい病気の1つで、体温を平熱に保つために汗をかき、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)の減少や血液の流れが滞るなどして、体温が上昇して重要な臓器が高温にさらされたりすることにより発症する障害の総称です。高温環境下に長期間いたとき、あるいはいた後の体調不良はすべて熱中症の可能性があります。

つまり、熱中症を簡単に言うと、気温や湿度が高い場所にいるうちに、体の調子が悪くなる病気の事を言います。←(ザックリまとめました。)

高齢者がなぜ熱中症にかかりやすいのか

高齢者がなぜ熱中症にかかりやすいのか
高齢者は、体温調節機能の衰えによって体内に熱がこもりやすく、高齢者は汗をかきにくくなっており汗をかいて体温を調節することもうまくできません。また、暑さを自覚しにくいこともあるため、知らない間に熱中症にかかってしまうことが多く、体が出しているSOS信号に気づきにくくなっている為、他の人より熱中症にかかりやすいという理由があります。

また、高齢になると腎臓の機能が低下し、尿をろ過する力が衰え、尿の量が増える傾向があります。また、服薬している利尿剤などの影響で尿量が増えるケースも少なくありません。心臓疾患や糖尿病など、体温調節機能に関係する持病のある人も熱中症にかかりやすいので注意して下さい。

人によっては在宅介護してくれている人の手間を減らそうとしてトイレに行く回数を減すために、自ら水分を控える方もいます。そうしてしまうと、発熱や下痢・おう吐などの原因になってしまうので、在宅介護している人は細目に水分を取ってほしいことを伝えるのもそうですが、実際に水分を取っているか確認をしましょう。

高齢者が熱中症になる原因

高齢者が熱中症になる原因
高齢者が熱中症になる原因は、ズバリ!水分補給が適切に出来ていない為です。

あなたは、お年寄りに水分補給をさせたいときに何を出しますか?

お茶ですか🍵?コーヒーですか☕?ビールですか🍺?

全部ダメです!水分補給に適しません!

水分補給は絶対「水」です。「ウォーター」です。

「なんで?」と思った方もいらっしゃると思いますので説明すると、「お茶」「コーヒー」「ビール(酒)」は利尿効果があり、、身体の中の水分を外に出してしまうため、かえって脱水症状を引き起こし、熱中症のリスクを高める為です。その為、水分補給させたいときは「水」の選択が正解です。

「水道水も良いけど、できるならおいしい水を飲ませてあげたい…。」と思った方にはご自宅の水道水を味もニオイもナチュラルなおいしい水にできる「ウォータースタンド」の購入をおススメします。ウォータースタンドがあると意識的に水をあげなきゃという考えになるのと水道水より「やっぱりおいしい」のも特徴ですので、気になった方はいきなり購入するのではなく検討するために、無料で出来る資料請求してみるのもアリ!だと思います。

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熱中症しやすい場所は?

あなたは、熱中症は「直射日光や湿度、気温が高い場所=外」と思っていませんか?

実は、熱中症は家の中でも起きてしまいます。むしろ、家の中で起きているケースが多いのです。

熱中症で緊急搬送された人の場所

消防庁が公表している情報を基に作成した表では、平成30年度に熱中症で緊急搬送された人の40%が住居になります。この円グラフのデータは、65歳以上の高齢者だけのデータではありません。

じゃあなぜ、みんなが住居で熱中症になっているのか、ここから先は、あなたの家として考えてみてください。

自分の家の中でどこが熱中症になるとあなたは思いますか?夏の時期に以下のような場所があったら熱中症の危険スポットであると認識しましょう。

危険スポットの特徴

  1. 気温が高い。
  2. 湿度が高い。
  3. 風通しが良くない。
  4. 日差しが強い。
  5. エアコンや扇風機など調節設備がない。
  6. 閉め切った室内。

 

この6つの中で1つでも当てはまる場所があったらそこは熱中症になりやすい危険スポットになります。

具体例を挙げると、屋根に近い日当たりのいい部屋など日光によって室内温度が高くなってしまう傾向にあります。また、お風呂場は湿度も高いのと入浴の際に体から水分が失われてしまいます。その為、脱水による熱中症を引き起こす危険がありますので、危険なスポットの代表例です。

人間の身体は、汗とともに体内の熱を放出していますが、湿度が高いと、空気中に水分が既に沢山あるので、汗が出ず熱が体内にこもってしまう現象がおこります。その為、気づかないうちに熱中症にかかってしまいます。

ここで、注意すべきなのは高齢者は「のどが渇いた」「暑い」と認識しずらくなっているという点です。

高齢者は身体機能や体温調節機能が低下しています。「のどが渇いていないから水はいらない」「暑くないからクーラーはつけなくていい」とか高齢者の感覚だけに合わせていると熱中症になってしまいます。

その点を、在宅介護者はしっかりと認識した上で、介護していかないといけません。冒頭でもお話ししましたが、熱中症は命に関わる病気です。

高齢者の熱中症はなぜ危険なのか

高齢者の熱中症はなぜ危険なのか

熱中症は、軽い症状から命にかかわる重症なものまで、段階的にいくつかの症状がみられます。

重症度によって、次の3つの段階に分けられます。

熱中症の症状段階

第1段階では、立ちあがったときなどにクラッとする立ちくらみや、呼吸や脈が速くなる、くちびるのしびれなどがあらわれることがあります。

第2段階では体内の水分と塩分が不足し、足や腕、腹などの筋肉に痛みを伴うけいれんが起こることがあります。ほかにも、脱水症状によってだるさ、頭痛、めまい、吐き気などの症状が見られることも。

第3段階まで症状が進むと、40度以上の高熱、意識障害、けいれん、異常行動などを起こすことがあり、この状態を熱射病といいます。脳内の温度が上昇することで中枢神経に異常が起こり、からだのさまざまな臓器に障害が出て、命を落とすこともある危険な状態です。

この、第1段階~第3段階の症状は一般的な熱中症の症状です。20代~50代の方で熱中症の症状は体が正常に動かなくなってしまう重度の病気です。これを体力的・身体的に機能が低下している高齢者が熱中症になってしまった場合、それだけで「命の危機」にさらされてしまうことは簡単に想像できると思います。だから、高齢者の熱中症は危険なのです。

熱中症かどうか判断する方法

熱中症かどうか判断するためには、熱中症の症状を理解しておかないといけません。

次の6つの症状が生じた場合は、熱中症にかかっている可能性が高い為、高齢者が以下の症状だった場合は、必ず部屋の温度を28度以下に調整し、服をゆるめ氷などで体を冷やし、水分補給できるなら水分補給させてください。

熱中症の症状

  1. めまいや顔のほてり
  2. 筋肉痛や筋肉のけいれん
  3. 体のだるさや吐き気
  4. 汗のかきかたがおかしい
  5. 呼びかけに反応しない
  6. 水分補給ができない

 

身体機能の低下している高齢者は熱中症にかかりやすく、見守る家族にとっては安心できません。では、どうしたら安心できるのか。熱中症対策はどうしたらいいのかについて方法を次の項目でお伝えしたいと思います。

高齢者の熱中症対策の3つの方法

高齢者は老化により体温調節機能や自覚機能が低下しています。そこで、在宅介護をしている方でも簡単にできる対策をご紹介したいと思います。

水分摂取をしてもらう。

水分補給は熱中症対策の基本です。高齢者は水分不足に対し鈍感になっているため、周りの人が積極的に声を掛けて水分補給を促しましょう。「起きたらコップ1杯水を飲んでもらう」「寝る前にコップ1杯水を飲んでもらう」「お風呂に入る前と入った後にコップ1杯水を飲んでもらう」など、水分摂取を習慣化することで熱中症を防ぐことにつながります。



また、梨や桃のような果物やゼリーなど、水分の多い軽食を用意したり、食事に味噌汁や野菜スープなどの汁物を追加することでも水分を補給できます。水を嫌がる方には、飲み物以外で水分を補給する方法について考えてみましょう。

室温を適正に保つ。

高齢者にはエアコンを嫌う人も多いのですが、風が直接あたらないようにして室温を28℃以下に保ちましょう。

熱中症対策器具を買う

高齢者の熱中症を予防するためには、熱中症対策が出来る商品に頼るのも一つの手です。お金はかかりますが、自分ではできないところをカバーしてくれるものや熱中症対策以外でも使えそうなものもありますので、是非参考にしてください。

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高齢者の熱中症対策に効果的な物は実はこの2つだった!

長い長い前置きで申し訳ありません。

熱中症対策にも使えて、熱中症にかかった人にも使える効果的なものがあります。

それは、「ハンディファンとハンドタオル(濡れ)のダブル使い!」です。

高齢者の熱中症対策に効果的な物は実はこの2つだった!※写真はあさイチから抜粋

使い方はとっても簡単!濡れたタオルを太い血管が通っている箇所にかけて、ハンディーファンの風を当てるだけで、体温を下げることができます。 この太い血管が通っている部分に、タオルをかけるのがポイントです。

脇の下、首、脚の付け根といった場所は、太い血管が近くを通っているので、ここを冷やすと体温を効果的に下げることができます。テレビでも取り上げあげられたお墨付きの方法になりますので実際に試してみると涼しさがわかると思います。

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まとめ

今回は「高齢者の熱中症にかからない為の対策」についてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?

高齢者は体温調節機能が若いころより低下しており、周りの環境が寒いと低め、高いと高めで安定してしまいます。

それに加えて高齢者は、若い人よりも体内の水分量が少ないので、それほど汗をかいていないようでも、血液の濃度が濃くなってきます。こういうときは脳の働きで「のどが渇いた」と認識し、水を飲もうと思うはずなのですが、高齢者の場合はこの仕組みが低下しているため、渇きに気づきにくい状態になり、水を飲むのが遅れるため、いつのまにか脱水を起こしてしまうのです。

高齢者の方は温度に対する感覚が弱くなるため、室内でも熱中症にかかりやすいといわれています。 周囲の方は要介護者の様子に注意して熱中症の予防・対策をおこない、暑い時期を乗り切りましょう。

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