横浜市の特別養護老人ホームの申込方法を簡単解説!

横浜市の特別養護老人ホームの申込み?手続きの仕方を簡単解説! 介護の知識
介護の知識

今は元気な父と母、親戚が怪我や病気で体調を崩し、身体や精神が健全ではなくなると、親族であるあなたが手続きをしなければいけません。突然やってくる介護に、備えて今のうちから介護に対する知識は必要です。そこで今回は重篤介護者の受け皿である特別養護老人ホームの横浜市での申込み方法を簡単に解説したいと思います。横浜市の特別養護老人ホームに特化した内容ですので、これから横浜市の特別養護老人ホームに申込みを考えている方、申込みをしたいが、手続きの仕方が分からない方におすすめの内容となっています。


横浜市の特別養護老人ホームの申込み方法

特別養護老人ホームは原則、要介護3以上(日常生活動作や手段的日常生活動作の両方の観点からも著しく低下し、排せつ・入浴・衣服の着脱などの全面的な介助が必要な状態)の重篤で在宅での介護が困難な方を対象としている施設です。要介護度ってなに?と思われる方はこちらで詳しく説明しています。☛要介護認定ってなに?要介護1~5の人の基準について
横浜市では、「入所申込み受付センター」で一括して特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設、グループホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅等などの入所申し込みを受付しています。こちらは、「高齢者施設・住まいの相談センター」になっていますので、高齢者の施設・住まいを探している方は一度ご相談されることをおすすめします。
場所は、京浜急行電鉄・横浜市営地下鉄の「上大岡駅」にある「ゆめおおおかオフィスタワー10階」にあります。こちらに、「入所申込書(兼同意書)A・B」を記入して必要資料を郵送するか、直接「入所申込み受付センター」に出向いて申し込みを行うかで申し込みを受け付けてくれます。「入所申込み受付センター」の電話番号はこちらをクリック☛☎045-840-5815
次は、申し込みに必要な資料についてご説明します。

横浜市内の特別養護老人ホーム入所申込み資料

横浜市内の特別養護老人ホームへ入所を希望する場合は、必要な提出資料が3つあります。

1.特別養護老人ホーム入所申込書(兼同意書)A
2.特別養護老人ホーム入所申込書(兼同意書)B
3.介護保険被保険者証のコピー

上記の3つを特別養護老人ホームの「入所申込み受付センター」に提出することで申し込みを受け付けてくれます。しかし、一回提出したら終わりではありません。この入所申込書の「有効期間は2年」なのと「介護度の変更があった場合は、再提出が必要」になります。特別養護老人ホームは費用も安価で人気が高いですが、入所申込みを希望する方が多く要介護3以上だとしても簡単に入所できません。その為、介護度の変更(区分変更)などがあった場合はそのたびに申込書を提出することで入所順位、つまり、入所の順番が早くなる可能性がありますので、要介護度が上がったときは忘れずに再提出しましょう。下のボタンから、特別養護老人ホーム入所申込書(兼同意書)Aと特別養護老人ホーム入所申込書(兼同意書)Bをダウンロードすることができますので、是非ご活用ください。

特別養護老人ホーム入所申込書(兼同意書)A

特別養護老人ホーム入所申込書(兼同意書)B

横浜市内の特別養護老人ホーム申し込みの裏ワザ?

専門家が言うここがポイント
横浜市内の特別養護老人ホームに入所申込みをするときに、気になるのが「どうやったら早く特別養護老人ホームに入れるの?」という点ですよね?平成27(2015)年4月1日に、特別養護老人ホームの入居要件が「要介護1以上から要介護3以上」に引き上げられました事により、入所がさらに困難になりました。皆さんが気になるのは、どうやって申し込んだら入所が早くなるのかそんな裏ワザですよね。実際、早く入所する方法はあります。ここで大切なのは、特別養護老人ホームに入所しないと生命の危険がある、特別養護老人ホームに入らないと生活ができないという認識を「入所申込み受付センター」に持たせることです。その、裏ワザとしては、介護サービスをたくさん利用することと住民票が横浜市かどうかが大切です。

特別養護老人ホームの入所点数について

特別養護老人ホームに入居できるのは優先順位が高い人=入所点数が高い人、というのが国の指針で基準になっています。その優先順位というのは要介護度によって決められるますが、その基準は都道府県によって異なります。入所点数は、1人100点満点になっていて単純に、点数が高いほど優先順位が高いと判断されます。簡単に言うと、テストの点数が、100点に近ければ近いほど合格(入所)ができるということになります。この100点の採点をしているのが、横浜市では「入所申込み受付センター」と「あなたが入所を希望した施設」になります。採点の内訳は、「入所申込み受付センター」が80点、「あなたが入所を希望した施設」が20点になります。つまり、総合して点数が上位の方が、入所できるという仕組みになっています。横浜市が公表している点数表は下のようになっています。

要介護度(最高40点)
要介護度5 40点
要介護度4 35点
要介護度3 30点
要介護度2 20点
要介護度1 5点
本人の状況(最高15点)
独居 15点
65歳以上だけの世帯 10点
家族状況(最高15点)
家族がいない 15点
家族が入院・入所・県外でいない 15点
家族はいるが介護ができない状況 15点
家族はいるが介護が困難な状況 10点
横浜市内居住者(最高10点)
横浜市内に住民票 10点
施設の方で決める点数(最高20点)
在宅サービスの利用状況 20点
認知症の症状(常時徘徊など)
医療的ケアが必要
(経管栄養・酸素療法など)
住んでる家が介護に適さない。
病院や老健に入所しているが、
退院した後在宅での生活が困難な場合
合計 100点

この仕組みを利用し、「あなたが入所を希望した施設」に申し込んだ方を入所させたいと思わせることが大切です。次に希望の特別養護老人ホームに入所するための具体的な方法をご紹介します。

希望の特別養護老人ホームに入所するためには?

介護者と介護士
2018年4月現在では、横浜市内に特別養護老人ホームは153ヶ所(定員総数15,593人)あります。横浜市内の特別養護老人ホーム入所申込み資料には希望の施設を5ヶ所記入する場所があります。そこに、自分の希望する施設を記入するわけですが、事前に確認することがあります。そもそも、医療的ケアも含め介護者を受け入れられる体制があるかどうかです。入所申込み受付センターに申込書を提出する際に、受け入れ体制が整っていない施設を記入しても入所することはできません。そのため事前の下調べは重要です。153ヶ所すべてに連絡するのは手間と時間がかかってしまう為、インターネットを活用して自分に合った施設探しをしましょう。そこで便利なのが、日本最大級の介護施設検索サイトかいごDB(介護DB)です。このサイトが便利なのは「入居希望時期」「介護度」「予算」などを予めご登録すれば、あなたのご希望に近い施設のご紹介や見学の設定、入居までを専門の相談員が無料でサポートしてくれる点です。一度登録すると電話がかかってきて詳しい話や、見学までを調整してくれるので大変便利です。



特別養護老人ホームに入居するには結局どうすればいいの?

結論から言うと、「介護サービスをたくさん利用すること」が大切です。介護サービスの利用頻度の高さが介護の必要性の高さと直結するため、必然的にポイントが高くなる為です。特に、施設が20点入所に関わる点数を持っている為、入居したいと思っている特別養護老人ホームのショートステイをたくさん利用すると、要介護者だけでなく介護者の負担も大きいためにショートステイの利用頻度が高いと判断され、より点数は高くなる傾向があります。運営している特別養護老人ホーム側としても、利用者の状態をより正確に把握しやすいため、入居後の対応についても考慮しやすいメリットがあります。
特別養護老人ホーム入居の優先順位を決めるための点数は、「入所申込み受付センター」の80点が厳格な基準によって決められています。その中でも、本人が独居(15点)と横浜市に住民票がある(10点)と家族状況(15点)は、工夫によって点数を取ることが可能です。これだけでも、40点の増減がありますが、さらに入所を確実にしたいのであれば、残りの20点の施設独自配点を獲得するため、特別養護老人ホームのショートステイをたくさん利用するのが近道という事です。

待機者が少ない区を狙う

神奈川県では、要介護3以上の方だけで16,691名入所申し込み者がいます。さらに、横浜市まで絞ると4,161名の方が入所申込みをしています。つまり、神奈川県の4分の1は横浜市の入所申込み者で占めていることになります。では、さらに各区・要介護度別に分けると、2018年10月1日現在は下の表の通りになります。2019年なので増減は多少ありますので参考程度に見てください。

要介護度要介護度1要介護度2要介護度3要介護度4要介護度5
鶴見区5人45人148人113人87人398人
神奈川区12人32人115人80人59人298人
西区3人10人37人33人39人122人
中区5人16人80人69人56人226人
南区8人31人116人121人87人363人
港南区9人20人101人95人48人273人
保土ヶ谷区9人20人108人79人56人272人
旭区6人25人100人72人68人271人
磯子区6人26人77人95人37人241人
金沢区4人27人85人69人72人257人
港北区4人17人91人75人59人246人
緑区10人22人45人38人21人136人
青葉区10人30人61人59人37人197人
都筑区5人10人50人31人21人117人
戸塚区7人25人125人78人66人301人
栄区3人22人46人56人31人158人
泉区6人17人52人46人36人157人
瀬谷区6人12人49人36人25人128人
118人407人1,486人1,245人905人4,161人
525人3,636人4,161人
構成比12.6%87.4%100%

平成30年4月1日現在の市内特別養老人ホーム施設数は、153ヶ所(定員15,593人)あります。この表を見ると、都筑区・緑区・瀬谷区・泉区が申込者が少ないと出ています。つまり、狙い目ということです。都筑区・緑区は今人口が増えているので本当に特別養護老人ホームを検討しているのであれば、瀬谷区・泉区の施設が申込みすると入所できる可能性が高いです。また、横浜市では、2019年に新規特別養護老人ホームが2施設(特別養護老人ホーム日野フェニックス・特別養護老人ホームひまわり)できます。そちらについて詳しくはこちらで解説していますのでご覧になってください。☛横浜市内新規特別養護老人ホーム 平成31年(2019年)オープン!情報について
ですが、特別養護老人ホームは人気が高くすぐに入所できないケースが多いです。順番待ちで数年かかる場合もあります老人ホーム入所をすぐにしたい、国の審査なんて待ってられないという方は特別養護老人ホームより、介護付き有料老人ホームがおすすめです。でも、有料老人ホームについてどうやって申し込んだらいいのかわからない。どんな施設があるかわからないという方におすすめなのが、【きらケア老人ホーム】です。首都圏に特化し、空室情報をリアルタイムに把握しているので入居までが、とても速いのが特徴です。しかし、金額的に特別養護老人ホームより高額になるので、本当に急いでいる方にだけおすすめします。
日本の寿命は年々伸びています。その分、介護をしなければいけない可能性も高くなっています。しかも、介護は突然やってくる。
そんな中、介護と仕事を両立するのはとても難しく、介護疲れによるうつ病や親戚同士での揉め事、仕事を介護の為、離職する方が多くいます。そんなことになる前に施設に頼ることも考えて動くことであなたを救ってくれると思います。(介護ヒーロー!在宅ケアマンより)

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