「パーソナルスペース」介護スタッフが心がけること!

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あなたは、人との距離感で悩んだことはありませんか?「なんでこの人こんなに近いんだろう…」「なぜか離れて話すから嫌われているのかも…」「介護しているときによく利用者に怒られる」こんな悩みがある人は自分と相手との距離感「パーソナルスペース」がうまくとれていないかもしれません。
今回は実際に介護している方や実際に介護施設や在宅介護で働いている方に向け、「パーソナルスペースとは?」について介護におけるパーソナルスペースご利用者との距離感を極力0にできるように具体例を交えながら解説していきたいと思います。

一般的なパーソナルスペースとは?

他人に近付かれると不快に感じる空間のことで、パーソナルエリア、対人距離とも呼ばれる。一般に女性よりも男性の方がこの空間は広いとされているが、社会文化や民族、個人の性格やその相手によっても差がある。一般に、親密な相手ほどパーソナルスペースは狭く(ある程度近付いても不快さを感じない)、逆に敵視している相手に対しては広い。相手によっては(ストーカー等)距離に関わらず視認できるだけで不快に感じるケースもある。
ウィキペディア(Wikipedia)「パーソナルスペース」から引用

まずは、簡単に一般的な「パーソナルスペースとは」についてですが、人はある一定の距離に他人が入ると不快に感じます。それは、警戒とも言い換えられると思います。具体的には、知らない人が急に近づいてきたら不快に思ったり警戒したりしませんか?パーソナルスペースとは、人と人との距離感です。

介護におけるパーソナルスペースとは?

先ほど「一般的なパーソナルスペース」についてご説明いたしましたが、皆様は「介護におけるパーソナルスペース」をご存知でしょうか?先ほどご説明しましたが、人はそれぞれ他人に入られたくない距離「パーソナルスペース」を持っています。(傷つかず、自分を守ることができる心理的空間)それは、介護も同じです。介護スタッフは、身体の不自由な利用者様の身体に触れる仕事ですから、このパーソナルスペースを意識することが大切です。

パーソナルスペースの対応例

例えば、カーテンを閉めている利用者様のスペース。このカーテンの中の空間は、利用者様のパーソナルスペースとして、個人的にゆったりできる空間が築かれています。ですからこの空間に配慮せず、職員や家族がいきなりカーテンを開けてしまうことで、中にいる利用者様が驚くのも無理はありません。この場合は、カーテンを開ける前に一言次のような声を掛けることで、パーソナルスペースのバリアが緩みます。具体的には、「失礼いたします。」「○○さん、ご気分はいかがですか。」まず声掛けを行うことが大切です。その後、一呼吸おいてカーテンを開ける際には、利用者様は心の準備ができていますから、介護スタッフの言動を心から受け止めることができるのです。

パーソナルスペースへの心がけ

近くにいる人のパーソナルスペースを観察すると良いでしょう。繰り返すことで、人それぞれパーソナルスペースが違うことが分かるようになりますその結果、対人対応能力を養うことが出来ます。パーソナルスペースの距離感は各人様々ですが、医療介護スタッフはごく至近距離で身体に触れる仕事であるということを忘れずに優しいアプローチでの歩み寄りをしましょう。

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