中高年の自分に介護が必要になった時に不安なこと。

介護が必要になった時に不安 お悩み相談について
介護が必要になった時に不安
お悩み相談について

介護が必要になった時がすごい不安です。

今回はお問い合わせから質問があった内容について「在宅ケアマン」的な回答をさせていただければと思います。

(以下質問内容)
在宅ケアマンさん初めまして。
私は今年で60歳を迎えた主婦です。私には2人の社会人の子どもと今年定年を迎えた旦那がいます。ごくごく普通な一般家庭ですが、私も旦那もあと数年で介護される側になるかと思うと、子ども達に迷惑をかけてしまうとか、年金だけで大丈夫なのかとか動けなくなってしまってみんなに負担をかけてしまうのではないのだろうかなど、介護が必要になった時がすごい不安です。やはり、なってみないとわからないとは思いますが、今から何か準備などしておいた方がよろしいのでしょうか。もしご存じだったら教えていただけると幸いです。

ご質問ありがとうございます。実際に介護される側に立つかもしれないと思うと自分が負担なんじゃないかと思いますよね。実はそういった不安は、皆さん抱えています。では、介護が必要になったら、人はどのようなことに不安を感じるのでしょうか。今年6月に内閣府から発表された調査結果などを踏まえ、55歳~80歳以上の男女を対象に高齢者が介護の必要になった状態になった場合、不安なことについて項目別でまとめてみましたので、あなた1人で抱えている悩みではないことをまずは知っていただき、その中で自分に介護が必要になった時に不安なことについての解決策をご提案したいと思います。

最も不安なのは「家族へ負担をかけること」(表)

55歳~80歳以上の男女別介護が必要になった時に不安なこと(複数回答、%)
内閣府「平成29年高齢者の健康に関する調査結果」より作成。

項目全体男性女性
家族に肉体的・精神的負担をかける50.6%47.3%54.8%
介護してくれる家族がいない14.1%11.2%17.2%
介護に要する経済的負担が大きい28.8%26.6%31.3%
収入がなくなる16.7%20.9%14.3%
現在の住宅の構造に問題がある10.5%8.7%12.4%
希望する介護施設等に入れない17.8%16.6%18.8%
緊急時に対応できる病院が近くにない6%4.7%7.1%
介護に関する情報が少ない5.3%5%5.3%
身体の自由がきかなくなる40.5%37%43.6%
人生の楽しみが感じられなくなる20.6%20.3%21.2%
理由はないが、漠然と不安を感じる22.2%17.2%27%

※内閣府「平成29年高齢者の健康に関する調査結果」
全国の55歳以上(平成29年1月1日現在)の男女3,000人を対象に平成29年12月~平成30年1月に行われた調査です。詳細はこちらをクリックしてご確認ください。

家族の負担になってしまうかもしれないとみんな思っている。

介護が必要になった場合(要介護状態になった)、「家族に肉体的・精神的負担をかけること」が50.6%次いで、「身体の自由がきかなくなる」が40.5%「介護に要する経済的負担が大きい」が28.8%となっています。この結果からわかることは、みんな家族に負担がかかってしまうのではないかという心配や将来、自分は生活できるのだろうかという不安です。

男女で大きな違いは見られない?

男女別にみると、男性・女性ともに「家族に肉体的・精神的不安をかける」が最も不安なことになっていおり、「身体の自由がきかなくなる」・「介護に要する経済的負担が大きい」が次に来ていますが、男性では「収入がなくなる」、「人生の楽しみが感じられなくなる」など仕事や趣味における心配が4位と5位を占めているのに対して、女性は「理由はないが、漠然と不安を感じる」「人生の楽しみが感じられなくなる」が次に来ています。これは、女性の方が男性より将来への不安や心配が強いことが理由にあげられます。

不安や心配を和らげる取組・方法は?

介護が必要になった人やその家族が、初めて福祉介護サービスを利用する際は様々な不安や心配を抱えています。こうした不安や心配を少しでも和らげることが出来るように福祉介護サービスも日々多様化しています。在宅ケアマンとしては、今から準備を始めることを強くオススメいたします。これは、質問者様も「実際になってみないとわからない」と仰っていましたが、わからないものをわからないままにして実際に起こってしまうとパニックになりますし、あの時やっておけばよかったという後悔で自分がつぶされてしまうことになります。最初はみんな初めてです。わからなければ誰かに聞いていいんです。まずは、実際に起こる前に早めにパンフレットなどの資料請求をして実際にこの施設に入りたいなどあったらすぐにでも施設見学に行ってみましょう。そこで、実際の料金やサービス内容を聞いてください。資料請求の第1段階としてそれなりに大手の会社からの資料請求した方が、わからないことを聞くにはもってこいです。この会社は首都圏の全6000件以上の有料老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅への入居をサポートしている業界大手の会社です。無料登録であなたにあった情報を届けてくれます。大手なだけあってWEBから資料請求するとすごい速度でパンフレット等が届きますので、参考までに資料請求することをお勧めします。



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