在宅介護の味方!どうも!在宅ケアマンです!親や家族に介護が必要になった時に在宅で介護するか、施設を頼るか。費用的には、自分たちで見た方が安いけど、自分たちで見ていると体力的にもずっとは見てられないし。。。など介護疲れで悩んでいる方は多いと思います。そこで、今回は在宅介護を行っている方の大きな力・助け舟になってくれる介護サービスの1つ「デイサービス(通所介護)」についてどんな時に使えるのか(利用方法)や料金・行っているサービス内容を含めて現役介護職員がわかりやすくご説明します。
デイサービス(通所介護)とは?
在宅介護を支援する介護サービスの1つです。利用者はデイサービスを提供する施設に通い、食事や入浴などの日常生活上の支援の他、生活機能向上のための機能訓練などを日帰りで受けられます。デイサービスの目的は、在宅生活継続の支援にあります。在宅介護をしていると、家族は現在の介護や将来への不安等、精神的にかなり疲弊しています。その状況を少しでも緩和するのと、お爺ちゃんやお婆ちゃんが自立した生活ができるようにまた、孤立しないために、自分たちの問題を共有できる仲間を知ることが目的となります。つまり、みんなで在宅介護を支援していこうというのがデイサービス(通所介護)の目的となります。これは、在宅介護をしている方にとっては心強いサービスになります。
通所介護(デイサービス)
「通所介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持、家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。
利用者が通所介護の施設(利用定員19人以上のデイサービスセンターなど)に通い、施設では、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで提供します。施設は利用者の自宅から施設までの送迎も行います。ここに注意!通所介護は、要支援1・2の人は利用できません。
厚生労働省「どんなサービスがあるの? – 通所介護(デイサービス)」から抜粋
介護施設別でデイサービスって違いがあるの?
デイサービスは食事や入浴、機能訓練といった介護サービスを受けることができます。介護施設でデイサービスのサービスの違いはそこまで大きく違いはありませんが食事やレクリエーション・機能訓練などの方法に違いがあったりします。よく勘違いされるのが同じ通所型介護サービスで「デイケア」と「デイサービス」を混同して勘違いしている場合があります。デイケアは身体機能の維持や生活機能の向上などリハビリテーションのサービスを提供します。つまり、デイサービスとは異なり、サービスの内容は「リハビリ」が中心となります。デイケアはリハビリに必要な器具が整備され、理学療法士などによる専門的なリハビリを受けることができます。デイサービスと違い、医師からの指示書に基づいて理学療法士リハビリの計画を立ててリハビリを実施するため、「医師の指示書」が必要になります。なので、デイサービスを利用している人で「ここの施設はうちの家族にリハビリをしてくれないのか!」と思っているのであれば、利用すべきサービスの種類が違いますので、主治医と相談してみましょうね。
デイサービスの利用料金や利用する手続きはどうするの?
在宅介護の味方であるデイサービスは、お財布に対しても味方してくれるのか!そこが皆さん気になるかと思います。1日利用する金額はその方の介護度や収入・地域などで金額(1割~3割負担)が決まる為、あくまで目安になりますが、1日約600円~1,200円になります。ここに食費や教養娯楽費・入浴・機能訓練など追加すると1日の合計が約1,000~3,000円になります。ここで皆さん思ったのが、「じゃあ1日3,000円だとして週に3日デイサービスを使ったとしたら36,000円(3,000円×12日=36,000円)もするじゃないか!」もしくは、「日々の生活費にも困っているのにそんな大金払えないよ。。。」と思った方もいらっしゃると思います。そんな方に朗報です!実は、この36,000円の費用(食費や教養娯楽費の実費の部分は対象外)を最大で0円にする方法があります!(全額免除~25%軽減)一定の条件をクリアすることで、活用できるものになります。その制度は「社会福祉法人等利用者負担減免制度(社福軽減)」という制度になります。
社会福祉法人等利用者負担減免制度(社福軽減)
この軽減は、低所得で生計困難な利用者に対し、介護保険サービスを提供する社会福祉法人がその社会的役割として利用者負担を軽減することにより、介護保険サービスの利用促進を図ることを目的とします。つまり、安くなるということです。
① 年間収入が単身世帯で150万円、世帯員が一人増えるごとに50万円を加算した額以下であること。
② 預貯金等の額が単身世帯で350万円、世帯員が一人増えるごとに100万円を加算した額以下であること。
③ 日常生活に供する資産以外に活用できる資産がないこと。
④ 負担能力のある親族等に扶養されていないこと。
⑤ 介護保険料を滞納していないこと。
「社会福祉法人による利用者負担軽減実施申出書」を提出している社会福祉法人であれば、この制度は使えます(株式会社はもともとありません)。あなたが、この制度が使えるかどうかは、担当のケアマネージャーかお近くの地域包括支援センターに行ってご相談してみてくださいね。
デイサービスの1日の流れは?
デイサービスは食事や入浴介助・レクリエーション(文化祭や運動会、季節行事もあります。)を通して在宅での暮らしをサポートします。デイサービスは利用者と一緒に介護職員自身も楽しめるサービスになので職員も大変ですが、活き活きとサービスを提供している人が多いのが特徴です。1日の実際のタイムテーブルを表にしました。デイサービスを利用する方もこれからデイサービスで働きたい、求職している方もどちらも関係することなのでもしよければ参考に見てください。
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デイサービスのレクリエーションってどんなことしてるの?
体を動かすレクリエーションは、リハビリにも効果的です。実際に行われているレクリエーションをご紹介します。レクリエーションには季節限定の運動会や文化祭に向けての作品作成などさまざまですが、ここでは日常でよく行われているレクリエーションの一部をご紹介させていただきます。
グループに分かれて、出されたお題をジェスチャーで次の人に伝えていくゲームです。面白い動きができるネタをお題として集めておくと、盛り上がります。
お題がわかっているのは、1番目の人だけ。後の人はすべてジェスチャーを頼りに判断して伝え、最後の人が、出されたお題が何であるかを推理して答えます。ただ体を動かすだけでなく、観察するという行為が体と脳をリフレッシュさせます。
②風船を使ったゲーム
軽くて、ケガの心配もなく、ふんわりゆっくり飛んでいく風船や紙風船は、ボールの代わりになります。参加者の要介護度など、状況に合わせてルールを設定することで、運動が苦手な人でも楽しめます。
③ストラックアウト(的あて)
的に点数を決めて当てていくゲームです。(昔、筋肉〇付とかでもありましたね)座りながらでもできるスポーツなので運動が得意じゃなくてもみんなで盛り上がれます。
④じゃんけん
指の運動にもなる「じゃんけん」に腕の動きをプラスすると、上半身の運動になります。両手を使うじゃんけんなど、バリエーションは多彩です。
⑤グーパー運動
介護の現場でよく行われる、グーパー運動(グーパー体操とも)。基本は、左右の手をグーとパーの形に交互に動かすことですが、さらに腕の動きをつけると面白くなります。
⑥ラジオ体操
ストレッチの動きもあり、車いすの方でも座ったまま上半身だけを動かすこともできます。音楽に合わせ、その人なりのやり方で体操ができます。
⑦カラオケ
歌うことは心肺機能を高め、ストレス発散もできます。また、歌に簡単な振りをつければ、体を動かすことにもつながり、手拍子などでみんなと一体感がでてとても楽しめます。
まとめ
高齢者にとって積極的に体を動かす機会があるデイサービスは、身体機能の維持と向上、リハビリだけでなく、ストレス解消にも役立ちますし、365日24時間体制で介護をする家族にとって、在宅介護は大きな負担になってきます。費用面のこともありますので無責任にガンガン使った方がいいとは言えませんが、もし介護で疲れたとき、リフレッシュしたい時は通所型介護サービスのデイサービスを利用してみてはいかがでしょうか。(介護ヒーロー!在宅ケアマンより)
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