老人ホーム探すのって大変!簡単に求める介護施設を見つける方法

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老人ホーム探すのって大変!簡単に求める介護施設を見つける方法

「老人ホーム探すのってこんなに大変なんだ…。」と実際に探したことのある人は、口を揃えて言います。

なんで、老人ホーム探すのって大変なのか。結論から言うと、あなたが老人ホームを探すことができる時間が限られているからです。

じゃあ、実際に限られた時間の中で、どうやったら「簡単に求めている老人ホームを探すことができるのか」について方法をお教えします。

※「老人ホームとは」から説明していますので、すでに知っているからその情報は必要ないという方は、目次から「老人ホームを探すのがどうして大変なのか聞いてみた」から見てください。

この記事を見るメリット

この記事は、老人ホームを探すことを目的とした人にとって有益になる情報掲載を心がけて記事を書いています。老人ホームを探している方や今は老人ホームを探していないけど将来的に必要になるかもと情報を集めている方にとっても、この記事を最後まで見れば効率よく老人ホームが探すことができるようになります。

最後まで見るメリット

  1. 時間がなくても、老人ホームを探すことができるようになる。
  2. どんな老人ホームを選べばいいのかわかるようになる。
  3. あなたが求めている介護施設を簡単に探すことができるようになる。

 

老人ホームとは

老人ホームの種類と特徴とは
高齢者が暮らす、家であり、終の棲家(すみか)とも呼ばれる。自立している方から生活が困難な高齢者が入所する施設のことを総称して老人ホームと呼びます。老人ホームには、いくつか種類があり、入る為の条件や提供されるサービスや施設設備や料金が異なります。

老人ホームの種類と特徴とは

あなたやご家族に合った老人ホームを選ぶためにも、老人ホームの種類を把握しておくことが重要です。
一言で老人ホームと言っても、有料老人ホームや特別養護老人ホーム、グループホームなどで提供してくれるサービスや料金も様々です。そこで、老人ホームの種類毎の特徴などを解説していきたいと思います。

有料老人ホーム

有料老人ホーム
有料老人ホームは、「介護付き」「住宅型」「健康型」の3種類が存在します。「健康型」は介護サービスを受けることを想定していない上、認知症や要介護のような介護が必要になってしまった場合は退去させられることになるため、超高齢化の現代の日本でニーズが少なくなった為、その数は減少傾向です。

この記事を読んでいる方は、介護が必要な方を在宅で介護していたり、自宅で介護することが難しくなった方が多いと思いますが、そんな方には、「介護付き有料老人ホーム」か「住宅型有料老人ホーム」をおすすめします。



介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームは、専門の介護士が24時間常駐しているので、身体機能が衰え、自宅での生活が難しくなった高齢者も安心して生活を送ることができます。

基本的に要介護度が高くても入居できる施設がほとんどですが(原則65歳以上、場所によっては要介護が条件の場合もあり)、長期入院の必要があるなど高度な医療が必要となった場合や、認知症や精神的に不安定で、他の入居者への暴言、暴力行為が目立つ場合は、入居を断られます。もちろん、入居した後でも他の入居者への暴言、暴力行為が目立つ場合は退去させられます。

月額費用相場は、人や施設によっても異なりますが20万円~30万円ぐらいになっています。

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは、入居者は要介護度に合わせてさまざまな施設から選ぶことができます。原則60歳以上であれば入ることができる有料老人ホームです。

「介護付」との大きな違いは、老人ホーム内で介護サービスがセットになっているわけではなく、外部の介護サービス(リハビリやホームヘルパーなど)を利用することが前提となっているため、個人の健康状態に応じた柔軟な介護が提供される点です。そのため月々の基本利用料は、「介護付」よりは低く抑えることができます。

そのほかの安否確認、食事・清掃の提供、緊急時の対応、買い物などの生活援助、レクリエーションの提供などは施設のスタッフが提供するため、「介護付」と同等の安心感や充実度を満たしていると言えます。

月額費用相場は、費用相場は、人や施設によっても異なりますが10万円~25万円ぐらいになっています。

特別養護老人ホーム(特養)

特別養護老人ホーム(特養)
社会福祉法人や地方公共団体が運営している特別養護老人ホーム(特養)は、入居費用が費用が安く非常に人気が高い施設です。そのため入居待ちの人数が多く、施設によっては待っている人だけで500人以上いる施設もあります。

原則「要介護度3」以上が入居条件となっているため、比較的重度の要介護状態か認知症を患っている人が優先的に入居を認められます。有料老人ホームと同様、レクリエーションの提供などもありますが、寝たきりの人も多く入居していることから日々の生活をサポートする身体介護がメインとなる傾向にあります。

費用相場は、費用相場は、人や施設によっても異なりますが6万円~16万円ぐらいになっています。
特別養護老人ホームについて詳しく知りたい人は別の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。

特別養護老人ホームとは?介護職員が説明します。

介護老人保健施設(老健)

介護老人保健施設(老健)
介護老人保健施設(老健)は、交通事故にあった高齢者や長期入院明けの高齢者が普段の生活に戻るための機能訓練(リハビリ)を行う老人ホームです。入居基準は要介護1以上で、施設の特徴としては、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)などのリハビリに特化した専門職からサービスを受けられます。しかし、在宅での日常生活に復帰することを想定したリハビリの提供と介護サービスの提供になるため、原則3カ月の短期入所になり、3カ月ごとに審査が行われます。

亡くなるまで住むという終の棲家ではありませんが、老健で3か月のリハビリを受けても自宅に帰れない場合や特別養護老人ホームなど重度の受入れもしている老人ホームへ転居が必要だが、次の施設がなかなか見つからない場合などに、老健で一時的に入居先が決まるまで待ってもらうという事もできます。

月額費用相場は、9万円~20万円ぐらいになります。

※介護療養型医療施設と良く間違われますが介護療養型医療施設は2017年度末で廃止になりました。

介護医療院

介護医療院
介護医療院は、これまでに介護療養型医療施設が提供してきた医療+介護に加え、住居スペースの確保や生活支援、そしてターミナルケア(看取り)までを包括したケアシステムを目的とした施設です。入居条件は、要介護1以上の方を対象としています。

月額費用相場は、9万円~20万円ぐらいになります。

グループホーム

グループホーム
グループホームは認知症の受入れに特化しており、少数(5~9人)の高齢者が共同生活を送る施設で、要支援1以上が入所の条件です。普段の日常生活動作や入居者同士が助け合って生活することで認知症の進行を遅らせることを目的としている介護施設です食事の支度や清掃など介護スタッフと一緒に入居者が行い、施設内で自立した生活を送れるようになることも目的としてあります。

認知症高齢者を対象にしていることもあり、身体面で極度に衰えのある高齢者や定期的に病院にかかる必要のある高齢者は入居できないケースが多いです。

月額費用相場は、15万円~30万円ぐらいです。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、要介護・要支援に該当しない元気で自立している高齢者でも入れます。建物には管理者が常駐し、安否確認と生活相談をおこなってくれますが、食事や清掃、買い物などは個人でおこなうのが基本です。

要介護1以上でも入居は可能ですが、必要なケアは外部の介護サービスを利用することになりますので、寝たきりの方にはおすすめできません。

月額費用相場は、15万円~30万円ぐらいです。

老人ホームを探すのがどうして大変なのか聞いてみた

老人ホームを探すのが、なんで大変なのか。その理由を知るには、実際に老人ホームを探したことのある方に聞くのが一番です。ここでは、老人ホームを探した人がどんな時に大変に思ったのかを記載していますので、どうやったら大変な部分をなくして簡単に老人ホームを探すことができるのか。老人ホーム探しに役立ててください。

老人ホームを探した人の口コミ

老人ホームを探して大変だった事(Aさん)
老人ホームを探して大変だった事(Aさん)
父が65歳の時から介護が必要で母と一緒に協力して自宅で介護(在宅介護)してきましたが、母が認知症になってしまい要介護認定を受けて、家で介護が必要な人が2人になったので1人では見きれず、必死で自分で調べ、市内の介護施設を30箇所ほど回った。しかし、ほとんどの施設が何百人待ちと言われ、申込用紙を書く事務手続きだけでも大変だった。
老人ホームを探して大変だった事(Bさん)
老人ホームを探して大変だった事(Bさん)
老人ホームに申し込むためには、思っていた以上に書類が多くて提出するのに、日々仕事しながら行うのは時間的余裕がなくてとても苦労しました。また事務手続きを行う役所の人も不慣れだったので、色々な行き違いがあったりしてとても苦労しました。
老人ホームを探して大変だった事(Cさん)
老人ホームを探して大変だった事(Cさん)
月額の費用面で老人ホームを探していました。経済的に高額な有料老人ホームには難しいと判断しました。その為、自分一人で探すのには苦労しました。費用が安価な特別養護老人ホームを探して申し込みをするものの、いつ入居できるのかが判らない為に、それまでの間がずっと在宅介護を行わなければいけない状態が続いて心身ともに疲れました。



老人ホーム選びのあなたの基準

老人ホーム選びのあなたの基準
あなたはどんな老人ホームを探していますか?

あなたの希望に合った施設は必ずあります。

しかし、すぐに見つかるとは限りません。数十施設の老人ホームを調べなければ、あなたの希望の施設を見つけることはできます。でも、あなたは「どんな老人ホームに入ってほしいのか。/入りたいのか。」ちゃんと説明できますか?

そもそも、一時的に老人ホームで預かってほしいのか。費用が高くてまるで高級ホテルのような施設で優雅に暮らしてほしいのか。費用が抑えられて、国で定められた介護サービスの質が担保されている施設がいいのか。考えはまとまっていますか?

最初に、「老人ホームの種類と特徴とは」で老人ホームの種類を6種類ほど挙げましたが、サービス内容や費用面、運営・設備面でも大きく異なります。

あなたの求めていることをもう一度確認し、しっかりと「どんな老人ホームに入ってほしいのか。/入りたいのか。」入りたい老人ホームの条件を洗い出すには、現在の生活で不足・不便・不安を感じることを踏まえて、老人ホームに何を求めるのか、どんな風に暮らしたいのかなど、入居者本人と家族の考えをまとめましょう。

老人ホームを探す3つの方法

老人ホームを探す方法は大きく分けて3つあります。それぞれの特徴を説明しますので自分に合った探し方を試して、気になる老人ホームが見つかったら資料請求をして、パンフレットを取り寄せましょう。

役所や地域包括支援センターの相談窓口に行く

個別に民間施設を紹介することはありませんが、近隣地域の老人ホームや介護サービスについて詳しくあなたの住んでいる場所に近い

担当のケアマネジャーに聞く

民間施設の紹介はケアマネジャーの業務ではないので、持っている情報量も個人差があります。在籍する事業所の近隣情報や営業活動が活発な施設しか情報を持ってないなど、偏りがある場合もあります。

また、老人ホームは資料請求から入居まで1ヶ月半~2ヶ月程度の期間が必要となります。全体のスケジュール感、入居までにすべきことは何かを押さえておきましょう。

インターネットで調べる

インターネットで調べることは、時間の制約もなければ、場所の制約もありません。今すぐにでも調べることが出来ます。個人的には、老人ホームを探す方法の中で一番簡単な方法だと思います。
老人ホームの情報もインターネットで広く公開されています。多くのホームの比較が可能老人ホームを紹介している事業所に相談に行くのも手です。ここでは、老人ホームの資料請求から見学の日程調整などを無料で行ってくれる事業所を紹介しておきます。
「どこから探していいのかわからない方」や「仕事・育児など日々忙しく老人ホームを探す時間がない方」は、こうしたプロの手を借りてみることで老人ホームを効率よく探すことができます。

資料請求や施設紹介や見学調整を行ってくれる

  1. 費用・入居時期・医療行為から介護施設を探す【かいごDB】
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※文字をクリックすると資料請求や施設紹介や見学調整を行ってくれるサイトに飛びます。

何を基準で選べばいいのかわからない人におすすめの方法

何を基準で選べばいいのかわからない人におすすめの方法
老人ホームを探す上で大切なのが、それはあなたの基準です。しかし、将来的に「どんな老人ホームに入ってほしいのか。/入りたいのか。」を知る為には、実際に施設見学に行くことをおすすめします。

これは、将来的に介護が必要になった時に介護を受ける本人が「こんな施設に入りたい!」って思ってもらえると老人ホームを選ぶ時間も短縮できますし、老人ホームを良く思っていない方もイベントをやっている時に見学に行けば、楽しそうなお年寄りをみて自分もこんな場所で生活してみたいと思うきっかけになります。


  

まとめ

自分でできないところは介護サービスを使う
介護は突然必要になります。元気だから大丈夫、まだ60代だから大丈夫なんてことはありません。

超高齢化社会の現代において、介護は誰しもが隣りあわせなのです。

急に介護が必要になって焦って老人ホームを探し始めても、すぐには入ることはできません。

では、どうしたらいいのか。元気なうちから可能性の一つとして家族で話し合い老人ホームを見学しておくことが大切です。

老人ホームを探すのは、細かな条件が合わなかったり、見学で見るべきポイントがわからないもの。誰もが初めてで、どうやって探すのか、どうしていいのかわからないもの。しかし、「介護」をしながら「仕事」をしながら「老人ホームを探す」ことを一人で行ったら介護疲れで倒れてしまいます。

そうならない為にも、介護を受ける本人、家族にとって大事な決断だからこそ老人ホームを探すときは3つの方法で一番あなたに合った探し方で無理なく探してくださいね。

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